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ここ数日間であちらこちらでCLIE UX50のレビューが出てきました。主にSonyビルに展示されているものを触ってのもですね。その中でちょっと面白いことに気が付きました。 それは主にキーボードの評価が「合格」の人と「不合格」の人に極端に分かれるということです。そのこと自体は至極当然で単純なことですが、そのバックグラウンドを考えるとちょっと面白いわけです。 簡単に言えば、現CLIEユーザーでCLIEの買い替えという観点で評価している人は「これまでのCLIEで最高のキーボード」という視点から合格と判断するようです。これはこれでひとつの重要な真実でしょう。 逆にZaurusやtreo、T|Cなどを経験していて、単にキーボードつきPDAの買い替え対象として評価している人は、それら既存のキーボード付きPDAと比較して不合格の評価をしている人が多く見られます。それでもこれまでのCLIEのキーボードに比べればかなりマシだということで一致してはいるようですが(^^; この二つの評価を見ると、一見すると後者の方が公平で参考になるレビューのように感じますが、僕は一概にはそうは言えないのではないかと思っています。 というのも、PDA選びって言うのは非常にパーソナルな行為だと思うんです。個人の持つさまざまな事情や要求、趣味趣向まで交えてきわめて個人的な決定をする行為なわけです。機能や入力デバイスの使い心地に対するプライオリティーの付け方はまさに千差万別なわけです。 ですので、あらゆるPDAを使いこなし「公平」な判断を下す(プロやマニアの評価と同等以上に、CLIEしか使ったことのない、次もCLIEしか考えていない人の「偏った」評価もとても参考になるんですよね。 だって、世の中の多くのPDAユーザーがそんなに頻繁に使用機種を変えているわけでも簡単に変えられるわけでもないと思うんです。今使っている機種に対する慣れや愛着もあるでしょうし、現実的に既存のデータや周辺機器を使いまわしたいことを考えれば同じシリーズを使っていく方が簡単です。また、新規ユーザーであれば逆にそういった事情はありませんから「公平」な評価から「偏った」評価までいろいろな立場の人間の評価をたくさん見られる方が参考になります。 まあ、本質的にはいろんな立場の人たちが自由に発言できるネットのよさが、こんなところにも現れているんだな、という話ですけど。こんな風に、PDAのレビューというものに関してちょっと考えさせられたUX50フィーバーでした(^^; 今日は、昼休みに会社のノートPCから 本気でいってるの? (AM 01:14) こちらでこんな記事が紹介されていました。 モバチキさまも言われているようにひどい提灯記事です。 CLIE UX50をマルチメディアプレイヤーとして考えればCFスロットがないことも無線LANを採用したことも納得できるのではないか、という趣旨の記事です。 しかし、本当にモバチキさまの言うとおり、メディアに記録したものを閲覧しようとしても、MicroDriveの使えないUX50では1/3以下のコストパフォーマンスのMSProを使わざるを得ません。30fpsものクオリティの動画を、その売りの一つであるバッテリーライフに見合う時間鑑賞し ようとすればやはり1Gの容量のメディアが欲しくなります。7万円近いUX50に追加して6万円近い出費が必要になるんです。全く現実的な話ではありません。当然VAIOは必須ですし。 また、無線LANでのストリーミングっていう話題も出ていましたが、自分が見たいコンテンツがそう都合よく配信される訳でもありません。そもそもそれらはホットスポット利用料と合わせればかなりの額を支払わなければならない有料サービスになりそうです。 それから、個人的にはPDAを使うような人がホットスポットでストリーミングコンテンツを楽しむっていう情況が今一つ想像できません。学生じゃあるまいし、そんなに頻繁に喫茶店なんかで、かなりの時間を目的も無く一人で過ごすことってあります?家や職場の休み時間にってい うなら、PC使ったほうが全然良い訳ですね。 っていう具合に、いくら考えてもUX50がモバイルマルチメディア端末として優れているっていうふうには思えないんです。単純にスペック的にはマルチメディアプレイヤーとしての能力を備えているっていうだけで、実際に利用しようとすると、殆ど絵に書いた餅になってしまうんじ ゃないでしょうか? まあ、それっていつものSonyのパターンではあるんですけど(^^; ちょっと家からメール更新してみたり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年07月25日 01時14分17秒
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