rent
およそ2年ぶりに、大学時代の後輩と会った。サークルの活動で初めて会った、あのかわいらしい印象が今なお残るが、そんな彼も22歳。すっかり先輩で、2年ぶりの姿には、大人びた様子を感じた。銀座で美味い鶏料理を食べつつ、近況報告。大学院に進んだ彼は、毎日忙しそう。早い日は朝7時20分に家を出て、夜は9時頃まで研究室に。・・・サラリーマンと変わらないやごくろうさまだけど、日々の仕事と課題に追われ、ゆとりや沈思黙考の時間を見失いがちなリーマンsとは違って、やりたいことをしっかりやれてる印象。「就職活動でどうやって業界を決めましたか?」と聞かれたり、「アナログをデジタル変換する研究」とか「デバイスに関する研究」とか、頑張ってる話を聞くと、自分も初心に戻る気持ちに。食後、'RENT'という映画を観に行った。以前から興味はあったのだが、後輩に声かけてもらったのが今回の機会に。ミュージカルをもとに作られているので、全編を通じて歌が多い。歌で伝える、というのは、韻や曲を意識したものになるから難しいと思うが、本作品は時に明るく時に激しく、しっかり訴えてくる。メロディーに明るいものも多く、俳優陣の笑顔ややり取りも明るいからこちらも楽しく観ていけるのだが、底辺に流れる主題は重く、考えさせられる。病と貧困が常に付き纏う日々。死や暴力もそこに在る。けど、やはり明るい。登場人物が、みんな強く生きてる。だから明るくいられる。深い映画でした。There is no future.There is no past.There is not a day but TODAY.Forget regret, or life is lost and missed.No course, No way, No days but Today.(こんな感じの歌詞が、印象的だった。たぶん、こんな感じ)