カテゴリ:カテゴリ未分類
通級指導教室の先生より事例をいただきました。ありがとうございます! Aさんは、1年生の頃から人なつっこく、誰にでも好かれる子でした。 学習も頑張っていて、 特別支援教育コーディネーターとして関わっていて気になることはありませんでした。 ところが3年生の2学期に入ったとたん、保護者から担任を通じて連絡がありました。 教育相談を行ったところ、 「忘れ物、失くし物がひどくて心配で、インターネットで調べたら ADHDに違いないと思いました。それで、 夏休みに友達に聞いた医院に行ったところ、 チェックリストから ADHDの診断を受けました。そこでWISC検査を受けることになっているけど、 心配しすぎて待てないです。先生に先に検査をしてほしい。」 とのお話でした。日頃の様子から、落ち着いて行動できるAさんには ADHDの傾向が見られないため、確認のためにもWISC検査を行うことにしました。
そして、検査中に気づいたことがありました。斜視があるAさんは、 視点を定めることが難しく、常に眼球を動かしたり、瞬きしたりしているのです。 WISC検査の結果は聴覚的な記憶が大変良く、集中力があることも分かりました。 そのことから、忘れ物、失くし物の原因は「眼の動き」にあると判断しました。 眼鏡をつけてビジョントレーニングをすれば改善するはずです。 その結果を保護者の方に伝えたところ、 「すぐに眼鏡を作りたい。」 と北出先生の所へ行かれました。Aさんは、眼鏡をつけたとたんに視点が定まり、 しっかりと見えるようになりました。 ビジョントレーニングも行い、 忘れ物、失くし物がずいぶん減ったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年03月14日 08時24分20秒
コメント(0) | コメントを書く |
|