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テーマ:サッカーあれこれ(20071)
カテゴリ:ヴィッセル神戸
神戸三浦、必殺ブレ球でJ1復帰導く
帰ってきた主将の「必殺FK」が、神戸をJ1復帰に導く。J2神戸は7日、9日の福岡との入れ替え戦第2戦(博多球)に向けて練習を開始した。第1戦は0-0のスコアレスドロー。出場停止だったFW三浦淳宏主将(32)は、歯がゆい思いで見守った。だが、第2戦は満を持して東上。得意の「ブレ球」FKでのゴールを誓った。 早くも本番モードだ。「ごめん、撮らないで」。練習後に居残りでPK練習を始めたFW三浦主将は、右手でカメラマンを制した。見守る報道陣にも「万が一(PK戦になること)もある。どっちに蹴ったか言っちゃダメだよ」とくぎを刺した上で、蹴った5本すべてをゴールに突き刺した。 出場停止明けの主将が神戸昇格の鍵を握る。前日の第1戦を0-0で終えたことで、第2戦で1点でも取れば引き分けでも昇格が決まる。注目のFKに関しても「チャンスは出てくるから、しっかりモノにしたい」。J1での直接FK15ゴールは歴代最多。J2の今季もチームトップの15得点のうち、FKで6得点を挙げている。 特に自信を持つのが、自ら「ブレ球」と呼ぶFKだ。ボールに回転をかけず、野球のナックルのように不規則に変化させる魔球。今でこそ名古屋MF本田らが有名になったが、元祖は三浦だ。01年ごろから試合で使い始め、当時は「世界で自分にしか蹴れない」と自負していた。 今年10月には魔球の謎を解くため、NHKが特番の撮影に訪れた。秒間5000コマの超ハイスピードカメラを持ち込んで解析した結果、ボールは左右に5センチずつブレながら飛んでいたという。だから軌道の予測がつかない。9月の鳥栖戦では約35メートルもの距離から「ブレ球」を決めたが、相手GKは1歩も動けなかった。 第1戦は出場停止。歯がゆい思いでスタンドから見守った。そして、運命の第2戦。「本当に最後の試合。勝ってJ1に復帰する」。頼れる主将の右足が、J1への壁を打ち砕く。 [日刊スポーツより抜粋] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月08日 22時13分28秒
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