神戸魂

湘南ベルマーレ 1 ー 2 ヴィッセル神戸
  【得点者】湘南：菊池大介(11分)
                 神戸：渡邉千真(14分)、レアンドロ(34分)

相性の悪さも吹き飛ばしての鬼門突破を果たした。
この勢いは本物だよ。

ただ、序盤は厳しい展開だった。
ペースをつかめず押された。
そして、先制を喰らった。

ややアンラッキーな感じはしたけどね。
クロスを狙ったのが、そのままゴールインした様にも見えたから。
ただ、すぐに追いつき、逆転出来たのは大きかった。
YNCの磐田戦と同じく、少ないチャンスをものに出来た。
勢いだけでなく、地力が付いてきた証拠だと思う。

結果とは違い楽なゲームではなかったね。
決して圧倒出来た訳ではない。
湘南の厳しいサッカーは今回も堪能させてもらったから。
データーも、湘南優位を示していたぐらい。

でも、厳しさなら神戸も負けてなかったと思う。
勝利への気迫と、球際の厳しさは負けてなかった。
湘南とは違う神戸らしいハードワークは見せれたと思う。

この日も2トップの献身的なプレーは光ったね。
レアンドロは全てを出し切るぐらい走り抜いてくれた。
その真面目さはチームを支えた。

ペドロも攻守に積極性を示した。
その積極的な守備は同点弾を生み出し、試合の流れも変えた。
粘りの鬼キープは、逆転弾のお膳立てになった。

そして、藤田も乗ってきた。
手の怪我も治って、待望のロングスローもやっと出来た。
藤田らしさを感じるハードな潰しもあった。
やっと本当の藤田を見せてくれたような気がした。
もう完全に中心選手だけど、さらに存在感を増してくれるのは間違いなさそうだね。

1失点こそあったけど、守備陣も良くなってる。
特に伊野波、岩波、スンギュで構成する中央の守備網は安定感が増してきた。
この日も、クロスはことごとく跳ね返してくれた。

不思議なことに、ここまで無失点ゲームはゼロ。
でも、大丈夫だよ。
Jでも屈指の実力派トリオだから。
そろそろ締めてくれるよ。

これで、公式戦4連勝。
勝ち越しも果たし、順位も5位に浮上した。
完全に勢いに乗ってきたし、トップ3も視界に入ってきた。

次の相手はホームで福岡。
5年前のあの時と同じく相手は最下位だから、苦い記憶も頭をよぎる。
でも、大丈夫だよ。

今の俺たちは違うから。
あの時とは地力も、勢いも違うから。
必ず勝って、一つでも上位との差を詰めようぜ。

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