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夫は誕生日の前日から異常に神経を遣っていた。気を遣わないでやりすごすととんでもないことになる、と過去の経験から悟ったのかもしれない。(笑)
今年はどうしたことか、きちんとしたものを贈ってくれた。今までにないことだ。 また何かウォ○マートで買ってきたな、とは知っていたけど(頼むよ、モールに行くくらいレベルアップしてくれ...特に洋服類をくれるときは という心境になる)それがデジタルカメラとは思っていなかった。 ずっと使っている従来のカメラが使いにくそうだ、と言い添えてくれた。 最近赤いランプが点滅して、シャッターが下りないのだった。 ただそれは電池切れだっただけなんだけど。 デジカメはずっとほしかった。ブログにもう少し慣れたら画像も取り入れたいところだったから、この贈物はありがたく、素直にありがとうと言って受け取った。 従来使っているカメラ、というのは13年ほど前に溯る。フランス南部、ピレネー山脈のふもとで殆どスペイン国境近くにあるルルドに一人で巡礼の旅に出た。その際、ふと思い立って成田空港にあった売店でカメラを買ったのだった。出発前のほんの少しの待ち時間の間に。 その時から今まで、このカメラはいろんなシーンを撮ってきた。ルルド、バチカン、Sala da Minerva(と言う名前の部屋だと思う)での一般謁見の際の教皇様、アッシジ、パドヴァ、ペルージャ、メジュゴリエ、サン・ジョバンニ・ロトンド、そしてアメリカに来てからは出産を経て2人の子供たち。ごく普通の、いわゆるバカチョンと呼ばれるカメラだけど、時に見事な写真が撮れて驚かされることがある。 デジカメが普及しても飛びつく気になれなかった。 用途に合わせて、喜んで新しいデジカメを使わせてもらおう。 そしてこれからも、自分の人生の貴重な記録には使える限り今までのカメラを使わせてもらおう。 14年前のクリスマスの頃 カトリック洗礼にあずかったこと、そしてその半年後にルルド、ローマ(バチカン)とアッシジを訪れたことが、大きく私の生き方を変えた。このカメラはその頃から今に至るまで私の側にいてくれる。 ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.28 06:35:53
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