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時差があるので、日本時間のブログの日記上では今は6日になっているけれど、こちらはまだ5日の夜。
明日の1月6日がEpifania(エピファニア);日本語では主の御公現の祝日。 3博士が贈物を携え、星に従ってキリストを見つける、という出来事から来ている。 イタリアではベファーナ(魔女のようなおばあちゃま)が良い子にはプレゼントを、悪い子には石炭(だったかなー?)を配ると言い伝えられている。イタリア版女性のサンタさん、ですね。 この日までクリスマスの祝い日としておくのが何となく習慣になって、うちでもクリスマスツリーやデコレーション、プレゼーピオもそのままにしてある。(だからこのブログもまだクリスマス状態) 訪れた3博士(3 Magi)は黄金と乳香と没薬を捧げたと伝えられる。 没薬はイエズスが贖いを果たして十字架で死に就いた後、その復活まで遺体が守られるように、その時のためのものとして供えられる。 母マリアは生まれたばかりの我が子を胸に、その悲しい預言を受け入れる。 ヨゼフは謙遜に、その側にいる。 イエズスの御受難という神の御計画は人知れず、ただ一つ一つがきちんと意味を持って図られ、進んでいく。 母マリアの苦しみはもう始まっている。 その場面を思い巡らすだけでも、何か近寄りがたい、崇高なものを感じるのは私だけではないと思うけれど。 エピファニアを祝うミサは、乳香の香りとともに荘厳さを秘めている。 その香りを感じると、なぜか私は泣きそうになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.01.06 13:52:39
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