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2006.02.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今年のバレンタインデーは何故か、 これまでになく甘いものになった。子供はキャンディーやチョコレートをもらって大喜びだし、 大人(私のことだ)はチョコレートを受け取り、 お返しにバレンタインディナーをせっせとこしらえてお礼の気持ちを示しておいた。

だが翌15日。 朝 9:30から小梅のKindergarten(幼稚園)の登録に行かなければならない。 アメリカは幼稚園からが義務教育。 別に登録しに出向かなくても大丈夫なのでは、と思うものの システム自体がよくわからないので無視できない。

11時くらいまでかかった手続きの後、午後から小梅は保育園に行かなければならない。 手続きが済んで学校から出ると、小梅が母の制止も聞かず、勝手にさっさと車のある方向に一人で走ってしまう。というか、校内から出る際にも廊下を一人で先に、先にと行って私の目の前から消えたりしたのだ。
伊織は小さい身体でちょこちょこと後ろからついてくるから、当然歩調を合わせてあげないといけない。 小梅、待ちなさい。待ちなさい! 待ちなさーい! だんだん声が大きくなるのに、全然動じない小梅。 そしてそれは外のパーキングロットでも同じだった。
あぶないのよ、わかる!?

アメリカの学校は皆車やスクールバスでの登下校だから、学校の出入り口を出たら車の往来が激しい。勿論広々とはしているし、運転する側も細心の注意を払っているのはわかっているけれど、それでも注意して、しすぎることはないと思う。
小梅はふくれて、母親の言うことをあまり聞いていない。というより、叱られて怒っていた。

それでもご機嫌で午後の保育園に行き、また2時半を過ぎて今度は迎えにと車を走らせた。伊織は同行するしかないが、時々かわいそうだなあと感じる。
いおりも、プリスクールいきたあい。 おにわで、あそびたあい。(週末に大雪が降ったので、雪遊びがしたくてたまらない) そんな伊織に、ごめん、でもお姉ちゃん迎えに行ってあげないといけないから、と無理にでも車に乗せる。伊織がね、pipiとpopo、ちゃんとトイレでできるようになったら保育園に行けるんだよ。もうちょっとがんばらないとねえ、トイレットトレーニング。

めずらしく早めに保育園に着くと、伊織が学校のプレイセットで遊びたがった。
10分くらいなら余裕がある。ま、いいか。
結局ギリギリまで遊んで、お願い、もう行かないといけないから。お願い、一緒に来て! と強めに頼んで、やっと伊織が同意してのお迎えになる。彼はもっともっと遊びたい。実際、保育園児になってスクーリングをしたくって仕方ないのだ。

小梅はご機嫌で出てきた。雪の中に2人して入っていって、いつまでもふざけて追っかけっこをしている。だがそこはパーキングロット。しかもこちらの学校はパーキングのスペースが足りなくて、お迎えの時間、車は大混雑であっちこっちに止めてある。しかも子供たちが出てくるや否や、皆脱兎のごとく出ようと車が押し寄せる状態なのだ。そして私の車も、駐車スペースの外に止めてある。他の車をブロックしないよう、速やかに出ないと...と気持ちは焦る。

ほら、もう行こう。雪で遊びたかったら うちに帰って、お庭で遊ぼうよ。

小梅が、言うことを聞かない。追いかけても逃げるように、いつまでも雪の中を駆け回る。その後ろを、伊織もキャーキャー言いながら嬉しそうに付いていく。
駄目だよ! やっと小梅を捕らえると、いやだ、いかなあい! そう言って動こうとしない。 ...お、重い。いまで48lbくらいだから、22kg近くある。体重をぐっと溜めて錘のように動こうとしない小梅を、 しかたなく無理にでも引っ張る。いやだああ! 逆らって、雪の上に身体ごと落ちる。
車の座席に乗せながら、いいかげんにしなさいよ、ほんとにもう! と雪をパンパン払うや、小梅は力を込めて私を叩いたり、蹴ったりし始めた。 痛い。小梅の癇癪の激しさが、強い殴り具合からわかる。 痛さもあって、本気で声を大きくして叱るが彼女の火のような怒りは激しくなるばかり。
運転席に座った私に対して、側にある物を投げつけてくる。しかも力一杯。

そんなバトル状態の中、小梅の担任の先生が飛んできた。
あの、小梅と話しても構いませんか。Mrs.○○が見ていて私に知らせてくれたけれど、私たちの目が信じられない、小梅がお母さんを叩いているなんて。
いつも いい子だ、いい子だと言ってくれる先生に見られてしまって、小梅はたちどころにシュンとなった。下を向いて、バツの悪そうな顔をして 先生の言葉を受けとめていた。
私も、顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。癇の強い子だからと、扱いにくいことに慣れていたけれど 見ていた先生たちの前でどれだけ見苦しかったことだろう。私も声をすっかり荒げていたし。
She was beating up her mother.なんて言われて、ビートアップなんて言葉の強さに改めてショックを受ける。というより何より、母親として子供をコントロールできない無能さを曝け出しているようで、自分が情けなくなった。

そして、突如現実に目覚めた。この子は母親をrespectしていない。
夫なら声を上げた時点で この子たちはすぐに父親の言うことを聞く。
学校の先生がたしなめたら、その言葉にすぐおとなしくなる。

2才児くらいなら、(つまり伊織の年の頃なら)Terrible two、という言葉で表現できる反抗期として一連の行動を受け入れることはできる。子供自身が言葉で自分の気持ちを表現できない時期なので、悔しくって手が出る、というのが その年頃の子供。
でも小梅は4才半。Terrible four、という言葉もあるけれど、自分の気持ちを十分言葉で表す能力がある。しかも彼女は、日本語で私にいろいろ言う力もある。怒って殴ってくる、というのは端的に言えば 完全に...母親をみくびっとるな。

ここに来て急に、 子供の躾を間違ったのかと 落ち込んでしまった。

子供たちに対して恐いような、近づきにくい存在でいるよりは、 ずっと親しく、愛情の通い合う親子でいたいと思った。 一言で言って のびのびと育ってほしい、それが本心だ。母親に距離を感じたら、言いたいことも遠慮して言えなくなるだろうし。
でも。
子供たちが母親に尊敬を払わず、腹を立てたら殴ってくるというのは論外だ。

その日の夕方、DCF→DV(ドメスティックバイオレンス)関連の法人カウンセラーさんとのアポ と面会が決まっていたので、そこに足を運んだ。
...夫が伊織の顔を平手で打ったあの一件で、DCFは父親側にはアンガーマネージメントのコースの手配をすると言っている。 そして母親側には虐待センターでDVの教育を受けてらっしゃい、と 強制的に1年間、週一回のセンターでの 母親グループセッションに参加することになったのだ。(涙)

センターの主題は勿論 DV なのだが。今日はあなた一人みたい。他の人たち、来れないと連絡があって。 How's it going? そう尋ねられて、もう頭いっぱいに膨れ上がっていた小梅の問題をめいっぱい表に出した。 わかっているんだけど。ここはパートナーの暴力がどうのこうのと論じる所だって。 でも夫はずっと落ち着いているし、そのことを先に彼女に告げた上で その日の出来事を詳細に話した。

ありがたいことに、彼女も8才くらいの男の子の母親。いろいろアドバイスをしてくれた。
うちの子も、学校ではすごくいい子よ。そしてうちでは やっぱり違う。一度先生にそんな悪い面を見られてしまって、すごく恥ずかしかったみたいね。
ただね。母親をrespectしない、というのは問題よ。4才の今でそうなら、このまま成長したとしたら、ティーンエイジには もっと言うことを聞かなくなる。取り返しの着かないことになるかもしれないから、今 正すようにしないと。

そうだ。課題はrespectだ!(笑)

...ということで、挫けそうな気持ちを抱えながら、 また振り出しに戻ったような気持ちで 小梅の躾にあたることにした。

今日の小梅は朝から、マミーちゃん、あいしてるよお、リスペクトするう、と言っていた(笑) わかってるわよ、怒っていないときは君はほんとにsweetだって。
怒った時が勝負なのよ。その時に母親に敬意を払って 手を上げないように育てないと。

伊織、あんたもよ! ほら、naughty corner に行っといで!(要は「立ってろ!」ってやつ)

先は長い。 頑張ります。






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最終更新日  2006.02.17 15:19:24
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