|
カテゴリ:パタパタと過ぎた日々
小梅のグラデュエーション セレモニーというのが6月21日、 保育園で あった。
エリック・カール (この人の評価は-アメリカ全土はどうか知らないけれど- この地域の小学校では確固たるものらしい。学校ぐるみでキャラクターたちをクラフト作業で作らせたりして、町の公立図書館でも手作りクラフトがペタペタ貼ってあった。) の著名な「はらぺこあおむし」(The Very Hungry Caterpiller)の劇をするため、先生と子供たちは大忙し。 とはいえ母親側もちょっと忙しい。 「当日、緑色のシャツを着せてあげてください。」 とか、「このスナックを持ってきてください。」 とか おふれ? が事前に出ていたのだ。 ないぞ、緑のシャツなんか...。 スナックも、 指定した手書きの字自体がよみづらくて Peppercorn??? 先生、これなんですか? と聞きに戻ったり。 Pepperoniよ、(サラミの一種。 でも在住先のイタリアで これをペッペローニと呼ぶ事はなかったから、ここアメリカに来てから このサラミをそう呼ぶのか、とアメリカ流イタリアンとして納得した。) スライスしたのが便利なのでそれを持ってきてください。 ま、その辺の準備は必要最小限だから 大した事はないんだけど。 ぎりぎりまで 先生たちに贈る Thank you gift を考えていて、ちょっとナーバスになっていた。 先生はアシスタントの先生たちを含めて4人。いや5人。メインの先生の娘さん(ティーンエイジャーだけど、なぜかよく一緒に補佐をしている。) もいるからだ。 メインの先生にだけ贈る 出迎えてくれる若いアシスタントの先生を含めて2人に贈る 4人全員に贈る (メインの先生とお嬢さんは一緒に考える) 採用したのは、最後の案。 だからこそ、一つ一つが 大げさにならないようにと 日本人らしい気配りで カードやギフト、紙バッグを選んだ。 一番大切なのは、 小梅が自分で書く Thank You Card。 4枚書いたら へたばっていた。(笑) ギフトはBath & Body Works のハンドソープを選んだ。 メインの先生&お嬢さんには 同じ香り(桜)のボディスプレーも。 小さい紙バッグにはそれでも空きが目立つので、リンツのホワイトチョコレートを入れて いい感じに収まった。 Graduation Ceremonyの翌日が学校の最終日なので、その日に渡す事にしよう。 Ceremonyの日、家族みんなで観に来る姿が やたら目についた。 当たり前だ。 私だけが シングルマザー然とした様子で、伊織と2人で出席した。 小梅には申し訳ないけれど、夫がもしそこにいたら顔がこわばってしまいそうで、彼の不在をひそかにホッと受け止めていた。淋しさもあるけれど、彼がベッタリの次姉と一緒に -まるではたからは夫婦のように- そこにいると、今の自分には持て余す なにかが、ある。 小梅の役は... ソーセージ。 (笑) はらぺこあおむしが 食べるものが それぞれの配役になっていて、一人ずつ自分の番が来ると前に出て、 Cake! だの、Cherry Pie! だの 一言だけいうのだ。 彼女の番になって、 ピョコンと前に出てきた小梅は、 One slice of Sausage! と 恥ずかしそうに、 床の方に目線を落として 元気よく言った。 その仕草が ものすごく日本の子っぽい。 ああ、ホント 内弁慶。 最後は、みんな一人一人が それぞれ手作りの羽を腕にくっつけて... バタバタ、バタバタ。 はらぺこあおむしは きれいな ちょうちょに なりましたとさ。(笑) 翌最終日に、 小梅が先生たちにと 紙バッグを差し出した。 先生たちは大喜びで、 That's awesome! だの、Give me hug! だのと言って、 教室でハグハグしあっていたらしい。 ただ、こんな風に4人全員に贈ったのは うちだけだった。(汗) 他のお母さんたちのプレッシャーの元になりたくなくて、私はなんとなく 縮こまってしまった。 私はなんとなく、娘からとして ありがとう と さようなら の気持ちを どの先生にも伝えたかっただけ。 この辺は、 どこまでも日本人だなあ...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.27 22:53:49
コメント(0) | コメントを書く |