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カテゴリ:Cuore d'Italia
ラッキーなことに、 パートタイムの イタリア語教師のポストを 手に入れた。
一日1クラス、 40分の授業で 20ドル。 だから 週で80ドル、 ささやかな収入なんで 偉そうに言えることは何もない。(笑) でも相手は 6th grade の子供たち17人。日本でいえば小学6年生だが、アメリカでは中学1年にあたる。というのは 過去は 小・中・高 6-3-3制 だったのだけど、今は 5-3-4制を取っているから。 そしてアメリカの新学年が9月に始まるため、日本の子供たちに比べて6ヶ月早く その分子供たちの年齢も低くなる。 ということで、私が教える子供たちは 10・11才。 大御所(というか、私にポストを紹介し、推薦状を書いて 仕事をゲットさせてくれた)ジョーさんが 指導の方針 または 彼女の教え方、を説明してくださった... ふん、ふん、と聞きながらも、 まだ私にはその年頃の子供にとっての適切なやりかたが つかめない。 子供なんだけど、 少し大人の世界が判って来る時期で、 はたしてジョーさんの言うように Frere Jacques のイタリア語版、Fra Martino を輪唱させられて うれしいのかどうだか。 個人的には10才の夏休み、 アンネの日記を○○文庫で読んで 一気に内省的になった覚えがある。 2つ上の姉が アンネ・フランクが日記を書きだした13才で、 姉が真剣に読んだ後、私も通読してしまったのだった。 隠れ家で息を詰めるような生活、 自由の抑圧、 戦争の酷さ、 ホロコーストの存在、理不尽さ、そして命って...。 夏休みが明けて 新学期、 クラスの同級生が キャッキャ言ってふざけたりすることが 何だか自分の思考と別世界で、 なんでこんなに意味のないおしゃべりをするんだろうなあ、でもそんなふうに感じる自分がまわりと違ってるんだろなあ、 なんて妙に悟っていたのだった。 多分、 子供たちは大人が思うほどに こどもこども しているわけではないのだ。 「こどもらしく」してくれている方が、 大人が安心するだけで。 あんまり古い童謡を持ち出すのも その年の子供に向いているのかどうだか、 よくわからない。 子供たちに対面してからの話だなあ。 あと、ジョーさんは ヴェネッツィアのカルナバーレ(ベニスのカーニバル)のフェスタを父兄と生徒で盛大に企画して毎年催していたらしい。 すごい。 ...けど、私に同じ事を勧められても...。(大汗) お~い、私は子育ての合間の パートの教師なんですったら~。(ほとんど涙。 パーティーの企画運営まで引き受けらんないよお) あくまでこれは アイディア、ということで。 というか、私が本職のイタリア語教師なら、 そこまでやってもいいと思うけど。 まずは、教え方を私が実地で学ばなきゃ ならんのだ。 Labor Day 明けに始まる、 お仕事。 ま、やってみっか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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