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2006.10.06
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10月4日は アッシジの聖フランチェスコ(英語では St.Francis of Assisi と呼ばれている)の日。

当日だった昨日、 イタリア語のクラスに、文法の説明箇所を済ませてから この聖人のストーリーを伝えようとしたら...全然時間が足りなかった。


ちと へこんでしまった。子供たちの反応も鈍いというか、 まず誰なのか聞いたこともないという感じだったし。


明日(今となっては今朝)の授業で 再度取り上げようか どうしようか。10月4日という日は過ぎてしまったし。もう何でもない顔で イタリア語の授業に戻ろうか。


挫けそうな気持ちを抱えながらも、思った。


他のどのイタリア語教師が、 彼らに聖フランチェスコの話をするというんだろう。(反語;いや、誰も。)
今 伝えておくことで、初めて彼らが この偉大な聖人について、何かを知ることができる...。




そして今朝、10月5日の授業で 思い切って切り出した。

昨日の 聖フランチェスコの話の続きを 説明させてください。

子供たちは嫌とも言えず(笑)、聴いていた。


ただ、授業が始まる前に 黒板に書き出しておいた essere と avere と amare(verb: -are形)の活用形を書き写すのに 必死だったみたいだったケド。(笑)



私個人は どこまでも San Francesco を、そして Assisiを思い浮かべる2日間になってしまった。



今日、(授業の後のスケジュールで)裁判所に出向いた。
経済面の折り合いを探る調停の場で、一つ意向を尋ねられた。


どちらかの側で、(特に私の側で、ということなんだろう)この国を出て生活することを考えたりは しますか?


直ちに私は答えた。 いえ、子供の将来や環境、状況を考えて、アメリカで彼らが育つ方がいいと考えています。



夕方、夫と子供たちが共に過ごす夕食時間、 ということで夫に子供を引き渡しに 再度会った時、彼は以前に手渡したコンサートの宣伝のハガキを また私に一枚、渡して言った。

まだチケットは残っているらしいけど、行きたかったら行ってきたら?
(最初は2人で一緒に行っても、みたいな言い方だったけれど、後になって その週末は自分が子供を見る番だし、一人で観てくれば、てな話に変わっていた)


Umberto Tozziの アメリカ公演。


ハガキを後で、帰宅してから しみじみ眺めながら、勝手に頭の中で Signor.Tozzi に語りかけていた。
イタリアに戻ったら、私の代わりに アッシジに行ってきてください。(なんのこっちゃ)


Tozziの音楽が好きな私だから、彼の公演を観られたら 嬉しいだろうな。

でもハガキを見ながらも、私の心は アッシジのことで一杯だった。



つと、涙が出てきた。困った。

迷子になった子供みたいに、心細さと 帰りたい場所へのせつなさで 涙が止まらなくなってしまった。


ああ。ああ。ああ。


アッシジに戻りたい。
できることなら、どこよりもどこよりも、アッシジで、聖フランチェスコのお膝元で生きたい。


もしそれが神様の御旨に適うことであれば。
そしてその時が来るならば。



慌てては いけない。

そう自分に言い聞かせて、私の小さな2人のフランチェスコたち(小梅と伊織)との 今を大事にしよう、そう思い直した。


状況は何も変わらないのだけれど。


今いる家を自分で彼の所有分を買い取るなら、約 110、000ドル 払わなければならない。


...どうしてなんだろう。


大金の借金を思うと 潰れそうだったはずなのに、聖フランチェスコを胸に浮かべるだけで、 何も大変なことではないような 気がした。


神様がお望みなら、それともお許しなら、 叶うでしょう。


もし叶わなければ、その方が良いということ。



何となく、ただ何となく、心の中で 聖フランチェスコに お願いごとを繰り返していた。
アッシジに いつの日か、帰らせてください。


かの聖人が 微笑んでおられるような、いたわりの眼差しをこちらに向けておられるような感覚に、慰められる自分がいる。


Pace e Bene! (平和と善良さが、あなたとともに!)

















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最終更新日  2006.10.06 14:50:18
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