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子供たちに会う火曜日と木曜日の夕、待ち合わせ場所に夫はやってくる。

半年以上プロテクティブ・オーダーという法律上有効な書面に基づいて、第三者の立ち会いが要求されていた。


その書面の有効期限も切れ、 今夕は一人でやってきた。


...けど、やはり すぐイライラする様子で､ ああ､上手くいかない､ （Già non va bene) とボヤいていた。



そうなのだ。
私の目の前だと、 何かしらすぐ イラつくのだ、彼は。



何というか、一緒にいて居心地が良くない。


また怒っとるな、という感じで。



で、なんとなく、 私か？ 私の存在が夫を怒らせるのか？



...と、思ったりする｡



どうすりゃいいのだ。


それと、夫の 間の感覚と 私の 間の感覚との 違い｡


なんか、彼はマイルで、私はメートルなんだよな。
時間の感覚もずれてるし。



疲れるのだ｡



誰かに問い掛けたくなる。

「愛って何？」


聞かれたら、人は吹き出すだろうな｡



でも 何だか､ よくわからなくなってしまっている。


小梅と伊織との日常は､ こんなに頭をかしげながら過ぎることはなく、ただ自然に流れるのだけど｡




どうして４人でいると､ 居心地が良くないんだろう｡