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私がイタリア語を受け持っているのは 月曜から木曜まで。40分ｘ4日で 週160時間授業という設定になっているが、クラス毎の休憩時間がないので 結構みんなトイレに行きたがり、40分は35分か32分かってところだ。

で、月の終わりの木曜は エンターティメントと称して、音楽を聞かせたり映画を見せたりしてあげていた。 ちょっと甘やかし過ぎだったかも。


5月は月一杯だが、6月は19日が最終日で短縮授業。25分。 多分、お楽しみはあげない。

だから今日が最後のエンターティメント。


前のクラスの都合で、皆 5分ほど遅れて 私の教室に入ってきた。


今年のサンレモのゲストとして登場した エリーザの3曲、会話も含めて12分ほど。

残り時間は La vita è bella （Life is beautiful）の冒頭から、20分ほど。


私はずっと後ろに控えて、子供たちの様子を観察していた。


エリーザの歌は もっと大人向けかもしれないが、敢えて聴かせた。
11才、12才の年齢からでも、いい音楽には触れる機会があった方がいいし、何よりイタリア語の美しさを耳から感じてほしかったから。


彼らは来年度から、スペイン語を習う事になる。 まだ知らないで イタリア語の授業もボヤッと白昼夢の中にいるような彼らのほとんどに、それでもあげられるものを探している。



彼らの心に、 イタリア語知識の種蒔きを うまくできたんだろうか。
わからないけど、できるだけのことをやって。


そのうえで、さよならを彼らに、言おう。


あと2週間と、2日分の授業が残っている。