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昨日、2008年2月11日 はルルド(フランスの村; スペインとの国境近く、バスク地方に位置する)、マッサビエールの洞窟で 1858年2月11日の朝、当時14才の少女ベルナデットに聖母マリアが初めて出現された日から ちょうど150年。
聖母の ルルドでの ベルナデットへの御出現は 18回に渡った。 前日の RAI(イタリア国営放送)International で放映される 主日のミサも、ルルドから フランス語の司式にイタリア語での朗読箇所を取り入れた形で 伝えていた。 懐かしのルルドの光景に、私は見入るばかり。 あの聖地の水は、この世のものとは思えなくて、 手に乗せたり、水浴をさせてもらうと 小さな一滴、一滴が球を作って スルスル というのか、コロコロ と流れる様で、 現実に ルルドの湧き水 そのものに奇跡を見、それに触れている気がする。 Excusez-moi,pourriez-vous me dire où est Bernadette aujourd'hui? (すみません、今日ベルナデットはどこにいるか、御存知ですか?) そう その聖地を歩く巡礼者に訊ねたら、 Elle est à Nevers. (ヌベールよ。) そう教えてもらった。 翌年の休暇で、ヌベールまで ベルナデット(イタリア語では ベルナデッタ になる)を訪ねに行ったのだった。 そして、当時外国語で使えたのは フランス語だけだった私に、サン-ジルダール修道院(その聖堂に ベルナデットがガラスの棺の中 横たわっている)のシスターは、 一晩だけ滞在していい、と申し出てくださった。 聖人に心を開くと、両腕を一杯に広げて いらっしゃい、と抱きとめられ、受け入れていただける気がする。 兄弟姉妹のように。 時間も空間も超えて、この世とあの世の隔たりも超えて、魂が触れ合うような気がする。 いつもどこかで、 天の国 に焦がれている自分がいる。 怖いのは、なんにも 善い事を果たさないで この世での生命を終えた後、煉獄で長い、長い時の中 嘆いている自分になるんじゃないか と思うこと。 今までの人生で 勿体無いような恵みをいただき続けている というのに。 それで、みそっかすでもいいから天の国に入れてください なんて 願いつつ、お祈りしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.14 03:34:45
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