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今朝（3月23日）、ミサをたててくださった神父様の説教が 皆の心に響いた。


Do not be afraid.
汝、怖れる事 勿れ。 もしくは、 怖れないように。

聖書の中で この言葉が出てくる箇所を いくつも拾って、 私たちに諭すように 心を込めて話されていた。


Non abbiate paura． と、イタリア語では こういう。
ローマ・カトリックの ヨハネ・パウロ２世前教皇が、就任の際 この言葉を引用された。




どの人の人生も、安易なものではない。
苦難もあれば、重責もある。
逆境の中で もがくように日々を過ごす、その連続かもしれない。



でも、この言葉は 生きる力を与えてくれる。


怖れないで。


友達のミドリちゃんが また、いろんな事を頭の中で グルグル、グルグル考え過ぎて、 過度に興奮して眠れなくなった。
得体の知れない不安に 襲われたんだと思う。



株式マーケットなどでも、株価を左右するのは 実は 「恐怖心」という人間の心理だ、そう聞いた事がある。 経済の実態よりも 人の不安感が 大きな乱れを引き起こす。
そしてそれは 本当なんだろう、 耳にした瞬間 すぐ得心した覚えがある。



ミドリちゃんも 彼女の旦那様も クリスチャンではない。 というより、無宗教というのが正確な表現だろう。


近頃、思う。


人が生きていく中で、 信仰は必要だ、と。


被造物の脆さ、を 日々の生活の中で 実感する。



ああ、せめて、 怖れないで という言葉の本意だけでも ミドリちゃんに伝わればいいのに｡