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山口県光市で起きた あの事件の判決を テレビのニュースで知った。
私は正座して そのニュースを観た。 そうせずにいられない程、厳粛な何かを感じ取っていた。 弁護士団は 元少年の更生の可能性への拒絶に 憤っていた。 でも本村さんは。 この9年間、彼は懸命に 弥生さんと夕夏ちゃんの弁護人で在り続けたんだと思う。 襲われて、殺害されて 今ここで抗議も、非難の声も出せない 彼らのために。 91回開かれた公判に すべて出席されたという。 刑法を学び、感情に溺れず 筋道をたてた論理で詰めながら。 かけがえのない 人の命の重さを、本当によく分かった上での 死刑請求であることが わかる。 それは葛藤でもあったろう。 私に何が正しいかは 言えないけれど。 いつも、この事件に関して、 何故 私たちを襲ったのですか? 私たちに 何をしたんですか? それは 許される事ですか? そんな 弥生さんや夕夏ちゃんの悲鳴が聞こえてくるような思いがしていた。 似た事件が、昨年 うちの隣町で起きた。 2人の男が ある家を襲った。 家族皆殺しを図り、金品の強奪を図った。 夫だけが 命を取りとめ、 奥さんと2人の娘が殺害された。 逃亡しようとした犯人たちは 結局警察に押さえられた。 彼らの罪は 3人の殺害に加え、性的暴行が入っている事を知り、私は驚愕した。 何をしたのか、あなたたちは。 犯人の一人の叔父が テレビに出て、言った。 あいつは、自分のやった事を自覚している。 それが犯罪だと。 そして、その犯人自身が 幼い娘の父親であった、そんな事実も 皆をやりきれなくさせた。 彼らが死刑を回避できることは ありえない。 自分の目的のために、他者の尊厳を踏みにじって生きる人生は 地獄だろう。 生きて償う、死んで償う、それ以上に 生死を越えて 霊魂で償う、それだけの覚悟が 重罪を犯した人間に要る。 神様の前に立つ時、あなたたちは どう自分を弁明するのか。 しうるのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.24 14:30:45
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