イメージコンサルタントが綴る・・・心に美のビタミンシャワー！

「平成女子図鑑」～格差時代の変容～三浦展・著

という本には、大変興味深いことが書かれております。
この本によれば、

今、「かまやつ女系」の若い女の子たちが、
繁殖するように増えているそうです。

かまやつ女　って？

「最近、二十歳前後の若い女の子の中に、昔の中年男性のような帽子をかぶっている女の子がたくさんいる。髪型はどこかもっさりしていて、服はルーズフィット。全体的にゆるゆる、だぼだぼしている。スカートをはく子は皆無で、たいてい色落ちしたジーンズかなにかをはいている」

「体型は、やや太めの子が多いようだ。体型に自信がないから、体を隠す格好をしているのかなと思わせる」

「そして姿勢が悪い。背骨がしゃんと伸びていない。やや猫背気味の子が多い。後ろから見ると、肩の線が落ちている。力が入っていない」

「表情にも緊張感がない。口元にはしまりがない。体全体がゆるゆるで、だぼだばなのである。全体にたれている。たれパンダみたいな感じである」　　～本文より、抜粋。


なんとなく、想像つきますでしょ

全然、かわいげのないファッションだと思うのですが、
重ね着主体、だぼゆるが特徴のこのファッションは
それはそれで、工夫があるそうで、
「おじさん」みたいなのに「かわいい」という意味で
「おじかわいい」と言われるそうです。

女性格差論のみならず、
なぜ、このような女性たちが増えてしまったのか
現代日本の流れがよ～くわかりますので、
ぜひ、ご興味のある方は、ご一読ください。

ちなみに、帯には

色も金も力もない「かまやつ女」が増大している！

と、書かれております。

三浦氏の分類によると、女性は

ミリオネーゼ系　・・・職業志向
お嫁系　　　　　・・・専業主婦志向
　上昇志向
普通のOL系
　現状志向
ギャル系　　　　・・・専業主婦志向
かまやつ女系　　・・・職業志向

に分類されており、
普通のOL系・お嫁系に属する中に
「ノンノ系」と「コンサバ系」という分類があります。

最初、私は
渋谷なんか歩いていると、そんな感じの女の子がうようよ・・・・
地べたに座っていたり・・・・と思っていたのですが、
渋谷の女の子たちは、ギャル系、コンサバ系、なのだそうです。




先日、臨床心理士の植木理恵さんとお話しておりまして、

カウンセリングに来る方の層というのは

年収200万円以下
年収2000万円以上

が、圧倒的に多いそうです。


これ、とってもよくわかります。

人が平穏に幸福に暮らせる（今の日本で、ね）
平均年収額とは、
200万円以上、2000万円以下であるということでしょう。

お金はなくても困るし、
あればあるほどよい、というわけでもなく・・・
ということです。

あればあるほどよい、とつい思ってしまいますけどね。

あればあるほど、社会のために使えるならよいのですが、
あればあるほど、自分自身の欲を満たすために、強欲になってしまう

・・・・のであれば、それは身を滅ぼす危険性もあり、
悩みも尽きなくなるのかもしれません。



クリスマスツリーを見比べるのも楽しい。駅ビル10周年アニバーサリーの飾り＋クリスマスツリーはとってもゴージャス


ところで・・・・
私のカウンセリングにいらっしゃる方がたは
30～40代がほとんどです。

上記、「かまやつ女」系に属する女の子たちは、
高度経済成長を果たした後の日本に、
生まれた女の子たちですので、
30代、40代の女性たちとは
モチベーションがまるで違うようです。

「かまやつ女」系の女の子たちとは
どこで出会えるのか、今のところは不明であります・・・



この本を読んで、すごく感じたことがあります。

女性に生まれた以上、女性の楽しみを目一杯享受しなければ損

女性の楽しみを享受するということは
　
女性の特質を最大限に生かすことです。

例えば、
メイクやファッションで遊ぶ。
笑顔や言葉使いを美しくする。
しなやかなボディラインをキープする。
優しさ・母性を大切にする。
：
：
そして、何よりも

男性に大事にされ、愛し愛されること

やっぱりこれです。

もし、男性として生まれたなら・・・

たくましく強く生きて
仕事で何事かを成し遂げて
愛する家族を守る

ことを、ミッションにしたでしょうね。

そして、何よりも
愛する妻に尊敬され、愛し愛され続けるに値する
人間になろうと努力するでしょう。

男性でも女性でも【愛する】ことの尊さは変わらないと思います。
でも、
肉体や機能の違いがある以上は、
本能的な違いはあるかと思うのです。

女性なら、女性としての
男性なら、男性としての
特質をより生かして生きたい
：
：
それは、私にとっては当たり前のことなのですが

昨今、増加しているという「かまやつ女」タイプにとっては
あまり響かない価値観なのかもしれません。


ちなみに、タイトルの
色は色気
金はそのまま、お金・経済力
力とは、地位や年収を含めた世の中で生きるのに適した総合的な力のこと。


それらすべてを持たない（持てない）
生き方なんて・・・

私だったら、やだな。寂しいな。
そう思ってしまいます。

皆さまは、どのようにお感じになりますでしょうか






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