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カテゴリ:アルゼンチンタンゴ
人は、何年経てば、一番近くて大切な人の【死】を
受け入れられるようになるのだろう・・・ 昨夜は、日本で一番古い タンゴ「すいよう会」スエニョス Mさんの三回忌 ミロンガに参加しました。 暮れも押し迫ったこの時期に 毎年、追悼ミロンガに参加させていただけることは とても意味のあることだと感じます。 生きているうちに 死 のことを考えよう これは、私自身のとてもむずかしいけれど、テーマなのです。 12月28日 タンゴスエニョス Mさん三回忌・ミロンガパーティー @四谷にて アルゼンチンタンゴを始めてから、私の人生は変わりました。 振り返ると、何度か大きな転機というものがあります。 20代の頃は、まぎれもなく「留学」したことで もたらされた経験と出会い、そして別れ・・・・ それが自分自身の大きな転機でした。 でも、人生の数十年のあらゆる経験をすべてまとめても 「アルゼンチンタンゴ」との出会いより、大きなものはありません。 スエニョス楽団 生演奏。ダンディな皆さまがた。 正面のバンドネオン奏者が、Mさんと長年のパートナーだったKさん。 Kさんが、帰りがけに本当に嬉しそうに話しかけてくれました。 「来てくれて、本当にありがとう。 Mちゃんがさ、とっても可愛がっていた2人だから。 2人は本当にいい踊りをするよね。 これからも、ちょくちょく来てやって、皆にその踊りを見せてあげてよ、ね」 今年は、スケジュール的に合わなくて あまり行けなかったタンゴスエニョス ですが、 来年は「必ず月に一度は行こうね」って 帰り道、彼と2人で話していました。 友人から、よく言われるコトバがあります。 ナナさんって、どうしてそんな風にいつも しっとりと落ちついているの? 夫に聞いていただくと、 決して私が、いつもしっとりと落ちついていて あわてず、さわがず、声・決して荒げず・・・ なんてことはない!って言うでしょうが(笑) 不思議です。 身内は、そうは思っていないでしょうが 友人のほとんどから、そのように言われます。 それはおそらく・・・ 自分の人生にかなり満足していて 欲しかったものはほとんど手に入れてきて 人生の折り返しも過ぎようとする地点で 一番素晴らしい宝物を得ることができた。 これからは、得ようと頑張るのではなく 返していきたい、伝えていきたいと 思っているから。 1人でいた頃は これも、あれもできそうな気がして これも、あれも選べそうな気がして 何が一番大事で、自分が望んでいることなのか よくわからなくなったし、 これだ!と思っても、翌日には変わっている ・・・そんなことの繰り返しだった。 いつも2人でいること。 2人が人生の基準になっていることの 心地よさ。安心感。 決して1人の時には得られなかったもの。 そんな幸福感を与えてくれた人との出会い。 それが優先順位の一番ということが 今ははっきりしているから。 迷わない。 そのことが、こんなにも幸福だなんて 思いもしなかった。 これからの人生は、神様からのご褒美だと思っているから。 生かされているのだと感じているから。 生かされている間は、自分の存在価値があるのだ・・・ ・・・という思いが根底にあるので、 そんな風に見えるのかもしれません。 人生で、一番大事なものが何であるのかを はっきり知っていることは、何よりも大事なことだと思います。 「いつまで一緒に踊れるかなぁ」 夫に、聞いてみることがあります。 「ず~っとだよ」 「70代まではいけるよね」 何百曲、何千曲と踊っても・・・ すべての条件が100%そろって カラダも心も柔らかく動き、 もうこれ以上の心地よさはない! って思えるような踊りは・・・数えるほどしかないのです。 だからこそ、1曲、1曲に心を込めよう。 そんなことを考えさせられた、追悼ミロンガの一夜でした 来年は、あなたの街でお会いするかもしれません 2010年が、素敵な年になりますように・・・ 来年も、どうぞよろしくお願いいたします イメージコンサルティングサロン マチュアリズム 毎日更新中!こちらも、ぜひ読んでくださいね 【セラピストブランディング】養成講座 第二期生 募集開始しました 詳細・お申込みはコチラから 【ココロ】【カラダ】【外見】の3つの扉から 【自立】【輝き】【成熟】へ向かう女性たちを応援します お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 29, 2009 01:01:10 PM
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