カテゴリ:ヴェネチアの生活
でも・・・寒いっす!(>_<) この辺りでは珍しくカラッとした寒さ。 いつもはジメジメと霧が出たり身体の芯から冷えたりする寒さなのに、ここ数日は日本の関東の 冬(他の地域の冬を知らない自分。(-_-;))のような寒さ。 そして今日はヴェネチア人にとってはクリスマスの次くらいに大切だと思われる サルーテ教会詣での日 なのであった。(上写真参照) このサルーテ教会は、正式にはサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会という。 1630年のことである。 ヴェネチアは当時ヨーロッパを恐怖に陥れた伝染病『ペスト』によって全人口の1/3にも及ぶ 数の死者を出していた。 当時のヴェネチア人口は約6万人前後とされており、約2万人もの死者を出したことになる。 ヴェネチアはその頃には教会と政治がかなり分離されており、民主政治が進んでいた。 ヴェネチア市民は「このおっかねえペスト病が鎮まったら、マドンナ(聖マリア)に感謝の気持ちを こめてスゲェ教会を建てるべ。場所はヴェネチアでも重要地点に建てなきゃならねぇべな。』と、 話し合い決めたのである。 ヴェネチアで重要地点というと、もちろんサン・マルコ広場である。 そのサン・マルコ教会からカナル・グランデ(大運河)を挟んで反対側の地点に、これまた豪勢な 教会建築を着工したのが1631年4月1日のことである。 そして1687年11月21日、聖母マリアを聖堂への奉献する日、当時のヴェネチアのドージェ (総督)であったマルカントニオ・ジュスティニアンが、「この疫病ペストを鎮めてくれた聖母マリアに 感謝の気持ちを示す為、これから毎年、同じ日にヴェネチア人達はこのサルーテ教会への詣でを 欠かすことはないであろう。」と誓ったのである。 そして300年以上経った現在も、11月21日はヴェネチアは祭日となり、ヴェネチア人は サルーテ教会へと出向くのである。 そして全くクリスチャンではない私、何という事かっ!クリスチャンの娘2人を引き連れて 行って参りました、サルーテ教会。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ 日記のネタの為ならこんな事もしちゃうsaicuccioなのであった。ポリポリ (・・*)ゞ 先週の金曜日から、特設のサルーテ教会橋が設置されている。 カナル・グランデを走る水上バスのサルーテ教会の停留所の1つ手前のサン・ジリオの辺りに 設置される。(この橋が設置されている4日間、水上バスはサン・ジリオには停車しない。) 突如4日間だけ現れるサルーテ教会橋↓ そして、この橋はこんな平たい船の上に支えられているのである。(-"-;A ...アセアセ そしてこの橋はまるで1月4日の明治神宮の様な趣となっていたのである。 明治神宮へ初詣する人々→ そしてこの橋を渡って人々に揉まれながら着いたサルーテ教会で、saicuccioと子ザル達が 見たものとは・・・ 次回に続く。(^.^)/~~~ ちかれちゃったんだもん。( ̄o ̄;)ボソッ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月22日 07時51分47秒
[ヴェネチアの生活] カテゴリの最新記事
|
|