|
カテゴリ:会社の話
来週、月曜日に、事務所が完成する。
建築会社を脅して、今日も追い込み工事をやっている筈だ。 家具の手配では、昨日も、色を変えたら、納期が間に合うとか言うので、ばかやろう、色は大事なんだ、じゃ、いくら安くなるの?ぐちゃぐちゃした。 兎に角、やるんだよ。 会議室がしっかりしていないと、ユーザーからの工場監査が出来ないじゃないの? 膨大なチェックリストの監査なのよ。 出来ないと、承認もらえないんだから。 承認無いと、注文無いよ。 先に完成した生産工場は、明示を強化。 あらゆるモノに、明示があり、明示が無いモノは、そこに存在してはいけない。 マジック1本なら、2本は許されない。 厳しくやると、社員のやる気と、喪失の両方が発生する。 直ぐに、人が足りないと言い出す。 開所式は、どうする? 派手にお金を掛けるつもりは無いが、士気を高める必要はある。 そこで、初心表明を作った。 少ない社員だが、これを発表したい。 何故、私たちは、ここで事業を始めるのか。 どこへ向かう目的なのか。 判っていると思うが、もう一度、この場で再確認する必要がある。 この視点に立ち、今の自分を見つめさせる事が大事だ。 日本語で作成した後、考えて、翻訳を日本の居るチャンに頼んだ。 この翻訳は、彼しか出来ないだろう。 重みを感じて、実力のある人でないと、出来ないでしょう。 vivien:カッコいい中国語でお願いしたい。 彼は、作成して、送って来た。 表決心と書いてあった。 チャン:何回も、書き直しました。まだまだ、カッコいいのあるかも知れない。 vivien:胡錦濤位のカッコ良さにして欲しいですが。 チャン:温家宝位になりました。 外国人から、日本語の丁寧語、謙譲語、尊敬語は、難しいと言われますが、中国語でも同じことです。普段の会話と、共産党の演説は、全然違います。 以前、チャンが、それをやってくれた事があります。 その音の抑揚は、体の中にしみ込む感じでした。 体で、その人の言っている事を理解する、そんな感じです。 私は、感動しました。 以前、やはり、中国語を教えてくれていた女性に、漢詩を詠んで頂いたとき、うっとりした事があります。 種類は違いますが、ヒトにとって、音は、大事なんですね。 そっか。こうやって、説得するんだ! その時、私は、理解したのです。 彼の作った文章を読むと、日本語よりも、響きがいい。 満足です。 チャン:いつ、やりますか? vivien:練習する。 3年前、広大な政府の敷地の中にある並木道を、2人で、徒労にくれ、無力である事を実感しながら歩いていた時、きっと、この苦労は、将来、私たちが独立した時、チカラとなるであろう事を話したこと、、、、 私は、思い出しながら、、、 そして、この翻訳をしながら、彼も、その一歩を感じているだろう。 まだ、私は、彼が来る事を許可していない。 待っていると言いながら、まだ、許可できない。 注文が来て、彼の生活の安定を約束できる自信がないと、許可出せない。 けれど、私の中では感じている。 彼の足音が聞こえている。 新しい事務所のガラスの扉を、大きな体ではにかみながら、開けるその姿を。 絶対に、負けない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[会社の話] カテゴリの最新記事
|