浦和フィル定期演奏会をふりかえる
もう1週間以上経ってしまいましたが、遅ればせながら・・・初めて参加させていただいた浦和フィルの第56回定期演奏会を、自分自身の覚書として、ふりかえっておこうと思います。C.ライネッケという比較的無名の作曲家の作品と、J.ブラームスという有名大作曲家の名曲のカップリング一方は後世に名を残し、一方はそうはならなかった、それが実際の作品の中にどのように現れているかを解き明かす。そんな選曲の狙いがあったそうですが、音楽監督もレセプションで少しコメントされていましたが、終わってみれば、やっぱりブラームスが難しかったなと・・・つまり、どちらかといえばライネッケのほうがう上手くいって、ブラームスは少々「あれあれ?」となってしまったということです。確かに、私が練習に参加し始めた時点では、私自身も含めて、皆が明らかにライネッケの交響曲により苦戦をしていました。でも、本番が近づけば近づくほど、ブラームスのディティールがなかなか仕上がらないなぁって・・・そういうもどかしさを感じていたのは、私だけではないはずです。そんなわけで、本番では狙いとは逆の結果になってしまいましたね。心の広い音楽監督は、それはそれでアリかなともおっしゃってくださいましたけどね。たぶん、同じブラームスでも、1番だったら、もっとうまく行ったんだろうなって思います。2番~4番の3つの交響曲は、1番とは難しさのランクが違うと感じています。まあ、そんな反省点はありながらも、浦和フィル、総合的にはなかなかレベルが高いです私がお呼びしたお客さんからの反響も上々でした。おかげさまで、私自身もとても楽しく弾くことができました次回(第57回)は北欧もの・・・前プロ→中プロ→休憩→メインという、終盤に向かって盛り上がるバランスの良い王道の構成なので、今回よりも、よりメインの作品重視の取り組みができると思います。そういう意味で、こうご期待と言って良さそう。おまけ・・・今回は演奏会本番が日曜日で、翌日は仕事レセプションだけ出席して失礼するつもりでしたが、音楽監督の先生に「まだ語り合って無いじゃん!」と押し切られて、打ち上げにも参加することになってしまいました実際には「語り合えた」のはほんの少しの時間でしたが、なかなか気さくな方で、これから良い関係を作れそうな気がします。