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テーマ:地域コミュニティ(400)
カテゴリ:いろいろ
昨日の地元の地域の集まりに参加してきて、 私もちょっとした話題で登壇させていただいたりもしたのですが・・・ 最後に短いスピーチをしてくださった方が紹介してくれたエピソードが心に残りました。 自分が大学の学寮に入っていたころの、同室メンバーの同窓会を企画した。 後輩の指導役として残寮した先輩2名と10名という全12名のうち、8名が集まった。 その中の一人は、卒業後とある県庁に就職し、 有能であったことから、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」で出世街道を歩んでいた。 あるとき特別なミッションが与えられた。 それは、県が抱える暴力団がらみの訴訟を処理すること。 これまでの担当者の解決の常道は、最終的に現金をつかませて丸く収めることだった。 しかし彼はそれを良しとせず、弁護士とも相談しながら真剣に法律闘争で勝とうとした。 その結果、金銭的手段にいっさいに頼らずにこの訴訟案件を勝利に導くことができた。 これは当時においては、異例中の異例のことでまさに歴史を創ったと言える出来事だった。 しかし、その裁判の過程で、暴力団関係者の証言から、 現在は幹部となった県の上層部の人間の弱みを多く知ることになってしまった。 その結果、彼は弱みを握られた上層部から疎まれ、弾かれ・・・ 素晴らしい成果を出したのに、出世街道からは外れるという結果になった。 以来、昇進をすることもなく、来年定年を迎えることとなったが、 彼は「自分は確かに歴史を創ることができた。満足して退職することができる。」 そう語っていたそうです。 なんだか、あの大ヒットドラマとも通じ合うような人生じゃありませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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