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カテゴリ:エンタメ
6月15日(日)に、私の演奏仲間でもあるれんこさんの、 ヴァイオリンリサイタルを聴きに行ってきました。 場所はいつものミューザ川崎音楽工房の市民交流室(小ホール)。 大いに楽しませていただきました。 そして、いっぱい刺激をもらって帰ってきました。 ぶっちゃけ、プロの演奏家でも「自主公演」をやるのは大変です。 特に会場費や人件費のかさむ都会では、 ほとんどの場合でトントンなら上出来、大抵は持ち出しが生じます。 安定的な収入源の無いフリーの演奏家にはかなりハードルが高いです。 それを毎年続けていることに、まず頭が下がります。 そして、決して無難な選曲をせず、 常に自身のステージを上げていくような作品に挑戦し続けています。 この日の白眉はメインのリヒャルト・シュトラウスのソナタでしたが、 とんでもなく難しい曲です・・・弾くことも、合わせることも。 そんな難曲を、小さな事故はありましたが見事に仕上げていました。 まあ、彼女の場合は、 絶対的に信頼できる伴奏ピアニストさんと巡りあえたことも、 相当大きかったことは間違いありません。 意欲的なプログラムへの挑戦は、自身の限界を極めることでもあるので、 当然、生演奏の舞台では演奏上の小さな事故がつきものです。 ですが、伴奏が安定しているとすばやくリカバリーができるんですね。 おかげで、聴衆も小さな瑕が気にならずにいられるわけです。 お客さんには、冒頭のヘンデルのソナタの際にそれとなく、 「全ての楽章が終わってから拍手して」とアナウンスしていたのですが、 それでもシュトラウスのソナタの第1楽章が終わったときには、 自然に拍手が沸き起こるほどの、まさに熱演でした。 9月の「あんさんぶるおとまつ」の本番に向けて、 「自分も負けていられないな」との思いを強くしたリサイタルでした。 そして、来月のホームコンサートでの協演が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.16 17:18:06
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