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カテゴリ:エンタメ
昨日(1/12)、ヴァイオリンの師匠のリサイタルを聴いてきました 本当に素晴らしいリサイタルでした かつて、 師匠の音楽を「硬質なロマンチシズム」と表現した先輩がいましたが、 その誰にもまねの出来ない個性は齢八十を超えた今も健在でした 師匠の演奏スタイルはとても硬派なので、 聴いていて、襟を正すような気持ちにさせられる一方で、 甘美でロマンチックな音色や歌い回しに心震わさされるという・・・ なんとも不思議な、師匠ならではのワールドが展開されていました。 “ほぼ満員”の聴衆も大満足のコンサートであったろうと思います (チケットは完売でしたが、こういう季節ですからねぇ・・・) そして、弟子の一人として着目したところは、 改めて合理的でとてもラクそうに見える左手の運びに感銘をうけました。 ああいう技術を身につけないと、長くは現役を続けられないだろうなと、 自らの演奏技術について反省する機会にもなりました。 前半5曲、後半6曲の小品の名曲を集めた内容で、 大いに聴き応えがあって、なおかつ師匠のトークも満載だった印象ですが、 終わってみれば、 休憩とアンコール含めても約1時間半で終演というコンパクトさ 魔法にでもかけられたかのような不思議な感覚でした。 いろいろ考えさせられたり、勉強になったリサイタルでありました。 それから最後に・・・ ピアニストの田中さんの伴奏が本当に素晴らしかったです。 ソリストを自由に羽ばたかせてくれる絶妙のアンサンブルでした。 主なプログラムはこんな感じ・・・ クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット パラディス:シチリアーノ リスト:「愛の夢」第3番 ショパン:夜想曲(ノクターン)嬰ハ短調 グラナドス:スペイン狂詩曲 モンティ:チャルダーシュ 他 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.13 12:29:32
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