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テーマ:憲法改正問題(13)
カテゴリ:いろいろ
私は大学時代は法学部に所属して少しばかり・・・
ギリギリ卒業単位をとれる程度には、法律の勉強らしきことをしました。 1~2年生の間は一応クラスがありまして、担任の教授は憲法学者さんでした。 一応、司法試験まではさすがに難しいと思いながらも、 法律スキルを生かして公務員受験が大学の勉強の集大成という計画だったので、 その先生の憲法の本は何度か読み返しました。 でもって、自衛隊は「違憲」と断じていました。 ギリギリ許されるのは警察予備隊だ、自衛隊は「戦力」そのものだと・・・ 他にもいくつかの基本書も目を通しましたが、 私の乏しい知識の範囲内ですが、自衛隊を合憲とするものは無かったと思います。 そして、これだけ自衛隊が世界の平和維持活動に携わり、 国内外の災害救助において無くてはならない存在となった現在でも、 やっぱりそれは変わらないだろうと思います。 自衛のための武力行使は認められるという解釈は元々「無理やり」なんですよ。 まともな憲法学者なら条文からも前文からも憲法制定時の経緯や趣旨からも、 これを合憲とする根拠はどこにも無いと考えるものだと思います。 それでも、私はPKO法案とかには各論賛成の立場でした。 そして東日本大震災を初めとする大災害における彼らの活動には、 心から感謝し拍手を送りたいとも思っています。 平和維持活動や災害救助活動によって「違憲性」が緩和されると考えるからです。 いずれにしても、 あまりにも既成事実化してしまい、慣れて当たり前になった今の状態ですら、 学者の意見を無視して違憲状態を無理やり合憲としてきた結果なわけで、 それなのに、 なぜ、今の安保法制の議論のさ中に「学者」を呼んで憲法審査会をやったのか? まったくもって理解に苦しみます。 高村さんが「学者の言うとおりにして平和が維持できたか・・云々」を言ってますが、 これこそが自民党の本音でしょう。 連立与党を組む公明党がそこまで考えが及ばなかったとすれば非常に愚かです。 やはり今度のことは「改憲」が先にあって初めて筋が通る話だろうと思います。 そして私は、集団的自衛権を認める改憲とは断固戦う立場です。 国民投票にでもなったら、どんな手段を使ってでも阻止に動きますから。 某政党のように、 議論の内容からかい離した戦争不安をあおるような手法を使ってでも・・・です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.09 23:44:15
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