新型コロナ感染拡大を受けて、緊急事態宣言が発令されてから2週間を超えましたが、
新たな感染確認者数の増加数は一時期よりは落ち着いたものの、相変わらずの高止まりで、
なかなかその効果が見えて来ない・・・というのが正直な感想です。
となると、宣言の効果が出て増加ペースがいくらか落ち着いたとしても、
この先も緊急事態が延長されたり、外出や人が集まるイベントの開催などの自粛等が、
まだまだしばらく続くと考えたほうがよさそうです。
しかし、公共施設はともかく、
ステージ上で表現することを生業とするミュージシャンを含むアーチストさん達や、
私設のライブハウスやコンサートホールのオーナーさんにとっては、
これ以上の活動休止や休業・休館は、本当に本当に死活問題です。
そこで、
新型コロナ以前と同じように活動できるという、満額回答は無理だとしても、
アーチストの立ち位置の取り方や客席へのお客さんの入れ方、入場のラインコントロール等
感染リスクを最大限排除した上で、何とか活動が再開できるような、
コンサート・イベント開催のためのガイドラインを策定していくべきなのでは?
そんなことを考えています。
演じる側も、これまであたり前と思ってきたスタイルを大きく見直すような、
発想の転換が求められることになるでしょう。
例えば、オーケストラであれば、最小限の管打楽器と大幅に人数を絞った弦楽器を配置し、
その結果音量バランスに難がある場合は、弦楽器に限ってはPAを通すことも考える。
お客さんも、原則個人又は日常的に同居している家族のみで入場可能として、
個人または家族の間は2席空けることとし、前後も一列おきに入場させる。
もちろん、ステージ上も客席も全員マスク着用を必須とする・・・
演劇などの本来は顔を出したいパフォーマンスにおいても「黒子」のように容認する・・・etc
こういうことを考えていかないと、
コロナが本当に終息するまで(2~3年、下手すると10年かかるとも)何も出来ない、
なんてことになりかねないと思うのです。