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テーマ:ファンタジー・児童文学(31)
カテゴリ:エンタメ
「精霊の守り人」シリーズや「獣の奏者(エリン)」など、
テレビドラマ化やアニメ化された作品で有名なファンタジー作家、上橋菜穂子さんの、 「鹿の王」という作品(文庫、全4巻)を読みました。 昨今のコロナ禍の状況下で、石原さとみさん主演のドラマ、 「アンナチュラル」の第一話が、まさにコロナウィルスが題材になっていて、 まるで今の状況を予見していたかのようだと話題になりましたが、 この「鹿の王」もまさにそんな作品ですね。 ファンタジー作家の上橋菜穂子の作品がなぜ医療小説の賞を?って思っていましたが、 読み始めてすぐに「なるほど」ってなります。 この作品も恐ろしいウィルスとの戦いが描かれており、 ある地方の種族・民族は比較的致死率が低く、別な種族にとっては極めて強毒である、 なんていう話も出てきてくるんですよ。 新型コロナの欧米での致死率の高さ、東南アジアでの低さといった、 感染対策の良し悪しというだけでは説明がつかないような今の世界の状況を、 まさに髣髴とさせる物語です。 そしていつものように、上橋さんの描く登場人物は本当に魅力的で、 読み始めたら止まらなくなるので、これから読む方は寝不足覚悟で頑張ってくださいね。 鹿の王 1 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ] 鹿の王 2 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ] 鹿の王 3 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ] 鹿の王 4 (角川文庫) [ 上橋 菜穂子 ] 【送料無料】アンナチュラル DVD-BOX/石原さとみ[DVD]【返品種別A】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.05.30 11:19:07
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