カテゴリ:マダガスカル産
マダガスカル産のローズクォーツです。 ローズクォーツです、一応。 写真のせいで、変な色に写っているわけではありません。 もう一枚写真を貼りましょうか。 なんだか、かなり色黒です。 単に濃いというより、ちょっと黄色みも入っているというか……、実は、どうやらスモーキー+ローズクォーツみたいです。 マダガスカル産のローズクォーツには、「これって本当にローズですか、本当に?」と聞きたく……いや、実際に聞いてしまい、「ローズだってば」と言われても「ほんっとうに?」と聞き返してしまうくらい、変わった色のがあります。 (※たとえば、桃猫さんちのローズ) 結晶が産出するブラジルやアフガニスタンのローズクォーツでも、ローズの先端がスモーキーになっていたり、スモーキーの上にローズクォーツが結晶していたりするので、ローズとスモーキーは仲の良い組み合わせではあるのですが、実際問題として、混ざる(同時に発色する)ことってあるのでしょうか。 いや、実際こうして普通のローズクォーツにはあるまじき色黒ローズ(だから題して「いろぐろーず」(笑))があるんですけれど。 ご存じのようにスモーキークォーツは二酸化珪素の一部がアルミニウムに置き換わり、天然の放射線を浴びることで、光を吸収する「カラーセンター」というものができ、そのために茶~黒がかって見えています。 一方ローズクォーツは、微細なチタン(ルチル)の結晶の内包による色といわれています。 (産地によっては燐が関わっているという説や、さらには別の発色原因の説もあり) それぞれの発色原因は、相反するものではないように思われるので、同時に発色していてもおかしくないと言えばおかしくないんですが、だがしかし。 それならそれで、結晶ではないまでもスモーキーとローズのバイカラーとかがありそうなものなんですが……。 やっぱり不思議なマダガスカル。 お店で売られているのを見ても、 白く濁って見えるから「ミルキー・ローズ」、 濃いローズという意味で「ディープローズ」くらいはわかっても、 ときおり「ラベンダーローズ」なんてのも見かけます。 聞くところによると、スタンダードなローズクォーツと比べるとやや(本当に心持ち)紫っぽく見えるそうなんですが……。 個人的にはローズにアメジストが混ざったと言うよりも、やはりスモーキー+ローズのバリエーションではないかと考えています。 かのブラジルでさえ、アメジスト+ローズの組み合わせは出ていないと思うので、アメジストとの取り合わせは、今のところ納得できません。 さて、写真の石は、大きさが約6×5センチくらい、タンブルと言うにはかなり大きい、べろんと平たい石けんのような感じの石です。 写真にも写っているように、中央部に羽のようなクラックが入って、ちょっと鉄分がしみこんでいる以外は、クラックも内包物もなし。 なぜか、普通のローズクォーツのように、ペンライトではなくて 夕日でスターが出ます。 ちょうど掌いっぱいのサイズなので、手に包み込んで……とはいきませんが、ちょくちょく手に載せて、指紋が目立つつるつるの面を磨きながら、夕日で「スター」を探します。 一度だけ、二つスターが見えたように思ったんですけど……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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