カテゴリ:石について考える(調べもの中心)
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石には、この石はアレとコレのどっちだ!? と頭をひねる石がありますね。 その名もギリシャ語で "だます" を意味する "apate" に由来するアパタイトとか、 ギリシャ語で詐欺師の意味する"phenax"に由来するフェナカイトとか。 私などは、鉱物が好きといっても、知識が中途半端なので、 見分けられない石も多々。 でも、見分けるのがそんなに難しくないのに、 ショップやオークションで、名前が間違って表示されてる石もあります。 セールスネームが同じになってしまって、そのために誤解が生まれる石。 そんな石を写真とともにコメントしてみようかと考えています。 まず第一弾は ルビー・イン・ゾイサイトとルビー・イン・フックサイト。 ↑こちらがルビー・イン・ゾイサイト 赤いルビーの周りの緑の部分がゾイサイト。 黒い部分は角閃石。 区緑の中に黒いものが混ざっていいるのも、見分けポイントのひとつ。 別名をアニョライトと言われることがあるが、厳密には不透明緑のゾイサイトの別名がアニョライト。 ちなみに宝石として知られるタンザナイトも鉱物としてはゾイサイトの仲間。 ↑こちらがルビー・イン・フックサイト。 赤いルビーと緑色のフックサイト(クロム白雲母)の間に白い部分があるのが特徴。 緑・白・赤のスイカ・カラーを覚えておくと区別しやすい。(白い部分がほとんどないものもある) フックサイトの部分はちょっとミルキーな感じの緑のものが多いが、最近は濃い緑のものも見られるようになった。ゾイサイトと比べて雲母のきらめきをチェックするのがポイント。 思い立って画像検索してみたら、海外サイトでも この二つを取り違えていることがあるんですねえ。 やはり、ミネラルショップより、ヒーリングやジェムストーンショップの方が 間違え率が高かったです。 で、おまけでもうひとつ。 さて、これは? 写真に撮りにくくて困るんですが、 渋い青紫の部分と、粒子が粗く見える渋い緑の部分が混ざってます。 お店の人は、新しく見つかった石だと言っていましたが……。 青紫の部分は光を反射させたときの様子から、 コランダム(サファイア)であることはわかりました。 では、緑の部分は。 あっちこっちひねくり回して、部分的に光る様子から雲母、 緑なのでフックサイトだろうと検討をつけました。 つまり、コランダム・イン・フックサイト。 ルビー・イン・フックサイトの色違いと言うわけです。 このほか、 どちらも十字石と呼ばれてしまうことがるスタウロライトとキャストライト、 放射状アクチノライト入りの出現によりホランダイト入り水晶との 間違いが発生した「星入り水晶」、 二種類あるファイアー・アゲート、 二種類どころか四種類のレモンクォーツ、 チャロアイトとスギライト、 スティルバイトとヒューランダイトとエピスティルバイト、 ブルームーンストーンとレインボームーンストーン、 ルチル エピドートとグリーントルマリンなどを予定。 ブルームーンそっくりのペリステライトとか、 スギライトと間違えられそうになったレピドライト(ビーズ)とか 取り上げたいけれど、モノがないものもあったりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/04/20 01:32:37 AM
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