カテゴリ:石について考える(調べもの中心)
とうとうやっちまいました、10000文字オーバー。
書き込めなかったので、分割です(汗)。 さて、ここからはガラにもなくイメージ的な側面のツッコミです。 かく言う私も、スーパーセブンやエレスチャル、ロシレムについて、これまで何回も無粋なツッコミをしてきました。 しかしながら、私自身としては、ある程度の節度は守ってきたつもりです。 その節度とは、まったく別の分野を根拠にしないこと。 反対意見を述べるならば、なるべく同じ土俵に立つことです。 ロシレムについてツッコミを入れたときも、ロシレムに「ウラルの女神」を持ち出すならば、ウラルで起こった核施設の事故について沈黙しているのはおかしいのでは、という趣旨でした。 エレスチャルビーズに疑問を呈したときも、エレスチャルというのは形に対して付けられた名前なのに、内包物があるからエレスチャルというのはおかしいとつっこみました。 存在しないと言い切った「エレスチャル・スーパーセブン」は、「エレスチャル」と「スーパーセブン」というそれぞれ違う人が付けた名前が一つになるわけがない。よって「この名前は」存在しない、と、安易な販売姿勢についてもの申しているわけです。 すでにご存じのように、私はかなり鉱物の分野にも足やら頭やらをつっこんでいますが、だからといってイメージ的な側面を否定しているわけではありません。 「自分が感じられない」ことは理由にはならないし、まったく分野が違う根拠も理由にならないのです。 まさか、心の存在が科学的あるいは物理的に証明できないのだから、心などというものは存在しない、とは言えないし、言わないでしょう。 同じように、ヒーリングなどのイメージの分野を科学的な根拠で断じることは、おかしなことだと思います。 無粋ですし、そんなことをしてもまったく楽しくありません。 イメージだというのならば、もっと自由に、鷹揚に楽しんでもいいでしょう。 しかし、イメージ的なことであっても、そこに商業的な思惑が絡み、ごまかしとなるのならば話は別です。 その点では、昨今「スーパーセブン」として売られているビーズのかなりの部分が、命名者であるメロディ氏の言う基準に照らしてその名にふさわしくない石であり、「スーパーセブン」という名を用いながら、説明はいい加減、石もいい加減な店の態度には、はっきり「おかしい」と言いたいです。 また、イメージ的な石の名前でありながら、「……と学者が言っている」「……という分析結果が出た」などと「科学的(に見える)根拠」を引き合いに出して、さも特別であるように見せかけるならば、それこそ「科学的」「鉱物学的」根拠によって、「存在しない」と断じられても、それはそれで仕方がないと思います。 今回のスーパーセブンについては、「鉱物名」というややイメージ以外の要素が入れられ、それが名前の根拠になっていますが、まさか、クリスタルヒーラーが、鉱物学者並みに鉱物について詳しい、そうに違いない、そうあるべきだと考えている人は少ないと思うので、目くじら立てて指摘するまでもないのではないでしょうか。 今回のタイトルは「スーパーセブンは存在するか」。 KURO的答えは、イメージ的に存在する。 スーパーセブンと名付けられた石に、七つが存在し得ないとしても、それは、存在しないことの理由にはならない。 むしろ、人に何かを感じさせる「スーパーセブン」という石は存在すると思うのです。 (鉱物学的にフォローするなら、最新技術で詳しく調べると水晶に内包される鉱物は実にいろいろで、スーパーエイトでもナインでもあり得るかもしれないそうです) ただし、(何度も繰り返しますが)スーパーセブンを楽しむならば、メロディ氏がブラジルの石に付けた名前であることや、七つの要素の名前くらいは知っておきましょう。 そして、いったい7つ中いくつの要素が揃っていたら、スーパーセブンとして納得できるのか、考えてみてはいかがでしょう。 いい加減な店もあるので、七つの要素の名前がだぶっていたり、インド産をスーパーセブンといっていたりします。 かなり長々と書いてしまいましたが、 おそらく「きれいならそれでいいんじゃない?」とおっしゃる方がいらっしゃると思います。 「きれいならいいじゃない」「好きだからいいじゃない」 それはまったく正しいです。 でも、「……というパワーがあるといわれています」 「珍しい」というような理由をまったく抜きに「きれい」「好き」と思えているかというと、個人的にはやや自信がありません。 「きれい」「好き」というのは、単純でありながら、本当にそう思えているか? と自問すると、自らの心を見直す、シビアな問いかけになるような気もします。 スーパーセブンも同じこと。 出会いやきっかけは 「有名なメロディさんが言っている石」 「すごいパワーがある石」 でもいいけれど、自分が選んだ「その」スーパーセブンの「どこ」が好き? 選ばなかった隣のスーパーセブンよりも「どこ」が魅力? ……と自分に問いかけてみてはいかがでしょう。 最後に。 「スーパーセブンは一つの鉱山からしか採れない」 「その鉱山は閉山した」といわれますが、最初にスーパーセブンが見つかったのがエスピリト・サント州で、そこでは少量しか採れなかったようですが、後にミナスジェライス州でも採れ、メロディ氏もミナスジェライス産を手にされているようです。 ミナスジェライスには、いくつかの鉱山があって、今も石が掘られています。 やはり、スーパーセブンに限らず、「閉山した」情報は、あまり厳密なものではないようです……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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