カテゴリ:ブラジル産
先日の(たぶん)針鉄鉱入りアメジストに「ウニ」というコメントをいただいたので、
ウニつながりで今日の石。 昨日の石よりいっそう「ウニ」だと思っています。 産地はブラジル。 4センチくらいのポリッシュ・ポイントです。 内部にベージュ~茶色のガーデン・ファントムを内包しています。 明確に結晶の形ではないファントムなので、ちょっとわかりにくいのですが、 実物をじっくり見れば、ちゃんとファントム。 さて、「ウニ」が見えますか? アップにしてみます。 まるで海の中の岩礁の上に生息するウニのような、球状ルチル! これぞ、ウニ! ガーデン部分ととけこむような茶色っぽい色なので、 目立たないのがちょっぴり残念ですが、ウニですよ、ウニ。 針状結晶を見ると、昨日、ルチルの条件としてあげた 表面の銀色光沢がしっかり確認できるので、KURO的には ルチル間違いなしと見ています。 アップ写真で写したのは、一番大きくて「群れている」ウニ部分。 全体ではもっと小さなウニたちが複数確認できます。 なんてウニ豊作な水晶なんでしょうか(笑)。 ルチルは、実にさまざまな内包状態がありますが、 じっくり見ると「ルチルらしい」内包パターンがあるのもので、 それが何となくわかるようになると、ルチルを見る楽しみが増えます。 一見ルチルではないように見えて、 さまざまな特徴に照らして判断するとどうやらこれもルチル…… そんな変なルチルを見つけると、 「やるじゃん、ルチル!」とルチルのおもしろさに惚れ直し。 私の頭の中ではルチル=金色ではなくて、ルチルは内包物の中のスター! 同じ鉱物が、水晶の中ではなぜに色も形も、 あんなに個性的な表情を見せるのか。 そんな不思議も魅力です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ブラジル産] カテゴリの最新記事
|
|