2409536 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007/11/18
XML
カテゴリ:国産
和田峠

国産の黒曜石です。産地は長野県の和田峠。
現地に行って採取してきたという人からいただいたので、紛れもなく国産黒曜石!
ありがたや。

ころころ一袋見せていただいた中から真っ先に選んだのは写真のひとかけら。
大きさは2.5センチほど。
一番小さくて、それゆえに光に透けて内部の白っぽい筋模様を見せてくれた石でした。
銀色をさっと刷毛ではいたような。そんな美しい模様です。

黒曜石、オブシディアンというと思い浮かべるのが真っ黒な石。
しかし、実際にはレインボー・オブシディアンやゴールデンシーン・オブシディアン、
スノーフレーク・オブシディアン、マホガニー・オブシディアン、
スパイダーウェブ・オブシディアン、そのほか名前が付けられていない
さまざまな表情を持つ石があり、真っ黒というだけでは片づけられない石なのです。
この和田峠の黒曜石も、大きいものはくすんだ黒に見えましたが、
小さなこのかけらは、ただの黒ではないのだということを教えてくれました。

最近では、火山瑠璃と呼ばれる色鮮やかな石が、
「黒曜石」というような説明で売られていますが、
何となく青っぽい……ならばともかく、
蛍光グリーンとでも言いたいような鮮やかな緑などを見ると、
どうにもこうにも天然物には思えません。
こそこそと検索していたら中国サイト(?)
電子器機を作るときの副産物である……というような説明を見つけました。
(※ネット翻訳で拾い読みしているので、正確さはちょっと心配です)

黒曜石もガラスですが、やはりどこか大地を思わせる
アースカラーのニュアンスがあってこそ。
それでも、深い青のものならばあってもいいかも……と思いましたが、
蛍光色のものや、あまりにきれいな色のものは勘弁して欲しいです。
綺麗なものが嫌いなのではなくて、無理にオブシディアンと呼んだり、
天然だと言うことにしないで欲しいものです。

もしかしたら、中には天然のものも混じっていたりするのかもしれませんが、
天然ではないモノを天然といってしまえば、それはごまかしであり
「偽物」ということになります。
そういうものが混じってしまうことで、もしかしたらあるかもしれない
「本物」までが、まとめて「偽物」扱いされてしまいかねません。

ブラジルのミナスジェライスの地中から見つかる人工ガラスが
「Vidro na Terraとか「Land Glass」「Ground Glass」と呼ばれていると聞きました。
人工、天然ではなく単に「地中から見つかったガラス」という意味合いで
そう呼んでいるのだそうです。

綺麗なものはきれいなのですから、潔く認めましょうよ。

ちょっと話がずれたので、和田峠の黒曜石をもう一枚。
こちらも白っぽいような、銀色のような色むらがあるようですが、
大きいだけにはっきりとは見えません。
微妙に透ける色合いが、ちょっといい感じ。

和田峠2







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/11/18 10:43:09 PM
コメント(0) | コメントを書く
[国産] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Comments

フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

Recent Posts

Favorite Blog

石ころ館雑記帳 石ころ館店主さん
めいの一日 咲月さん
風の石達、花達、光達 coron2003さん
Rutile Cat The Twin Rutile-Catさん
まーの石と日々の色々 @まー@さん

Freepage List

Profile

KURO−M

KURO−M


© Rakuten Group, Inc.
X