カテゴリ:アフガニスタン・パキスタン
パキスタン産のガーデン・クォーツです。 差し渡しで3.5センチほどの小さなクラスターで、中央の一番大きな結晶でも 2センチ弱しかありません。 それでも、メインの結晶に、やや淡い色目のクローライトが きれいに内包された、ガーデンクォーツ。 ネパール産ヒマラヤ水晶にはない淡い色合いと、 ふわふわと水晶内部でクローライトが舞っているような内包具合が気に入って、 同じ時に3つほど買ってしまいました。 ヒマラヤ水晶を引き合いに出しましたが、 パキスタン産のこの石は、ヒマラヤ水晶……といえるかどうかは微妙です。 個人的には、残念ながらヒマラヤ水晶とみなしません。 きれいな水晶なので、できれば入れてあげたいところなんですけど。 そんな微妙な産地は、パキスタンのワジリスタン地方。 南北に長いパキスタンのまんなかあたりです。 パキスタン産の水晶ではよく知られているファーデン水晶も このあたりで産出すると聞いたことがあります。 ヒマラヤ山脈といっても、その反意がどこからどこまでであるかという説には、 何種類かあります。 私は、ヒマラヤ「山脈」と言うとおり、山脈のつながりで ブータンからパキスタン北部のギルギットまでがヒマラヤ山脈であるという説をとっています。 これは、ヒマラヤ山脈の一番狭い定義で、 ヒマラヤ山脈に続くように伸びるカラコルム山脈、 アフガニスタン北部~パキスタンとの国境に反って伸びるヒンズークシ山脈、 さらには崑崙山脈や天山山脈を含むという説があったりします。 ワジリスタンは、ヒンズークシ山脈がとおるエリアだと思うので、 広域ヒマラヤ説には含まれるかもしれませんが、KURO的には範囲外。 しかし、ヒマラヤ水晶でないとしても、 これだけきれいなクローライトがあれば十分。 クローライトに負けて3つ。格安量り売りならではの荒技です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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