カテゴリ:マダガスカル産
マダガスカル産水晶です。 ファントムです。 あったかそうです。ふわふわで。 ファントムは、水晶の成長の途中で、結晶の表面に付着した不純物が 結晶の成長によってそのまま内部に取り込まれたものですが、 この水晶の場合は、結晶の表面に付着したのではなく、 角閃石をぎっしり内包した水晶が、途中から透明な水晶となって成長した…… ということになるのだと思います。 そうでもなければ、このふさふさほわほわがファントムを形作っている 理由が説明できません。 実は、この水晶、表面が軽く磨かれているんですが、 こんなファントムがくっきり見えるのなら、全く問題ありません。 きっと原石の状態では、表面が曇っていてくっきり見えなかったのでしょう。 これが、磨かなくても写真の要にぴかぴか透明で、 こんなピンク色のほわほわファントム入り水晶がクラスターになっていたら! さぞかし壮観でしょうねえ! 結晶の下部に剥離痕があるので、くっついていた仲間の結晶があるはずです。 クラスターだった可能性も高いはず。 角閃石と書きましたが、今回の場合は「たぶん」です。 ルチルらしくない内包のされ方であること、色合い、 どの角度から見ても金属光沢が見えないことから、角閃石だと判断してみました。 角閃石は「角閃石グループ」とされるほど、たくさんの鉱物を含みます。 いったいこれは、何だろう……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/21 11:19:22 PM
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