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2008/03/06
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カテゴリ:アフリカ産
淡い水色が美しいアクアマリン。
実は、けっこう緑がかったものもあって、宝飾品等(一部のビーズでも)では
緑っぽさを取るために加熱処理されたりしているそうです。
一つだけ石を見せられてこれは加熱か否かと言われたら、わかりませんが、
ビーズなどで何連もいろんな種類のものがあれば、
「加熱っぽい」色がわかるような……。

もちろん、加熱しなくてもきれいな水色のアクアマリンもあります。
そして、「え、これも?」と言いたくなるような色のものも。

サンタマリアアフリカーナ

モザンビーク産のアクアマリンです。
透明度はほとんどありませんが、かなり、濃い色。
写真に撮ったら、意外にキレイに写って化けました。

この色の濃いアクアマリン、写真の石のようなものだけでなく、
カットできる品質の石も採れたそうです。

深く美しい青に対して着けられた名前が、
「サンタマリア・アフリカーナ」。

聖マリアのアクアマリン!
きれいな名前~と、言っていたら、そのネーミングの由来には続きがありました。

サンタマリアの名前をいただくアクアマリンは、
もともと20世紀前半にブラジルのサンタマリア地方で見つかった、
深い青が魅力のアクアマリンに対して付けられました。
発見された地方にちなんで『アクアマリン・サンタマリア』と名付けられたのです。

貴重なアクアマリンとしてもてはやされましたが、20世紀半ばに鉱山が閉山。
その後、1970年代にアフリカのモザンビークの鉱山で新たに
同じような深みのある青いアクアマリンが発見され、
『アクアマリン・サンタマリア・アフリカーナ』と名付けられました。
詳しい鉱山名がわからないので、想像ですが、
写真のアクアマリンも、もしかして。
ただ、やはり同じくこのモザンビークの鉱山も掘り尽くされ、
大きな原石はほとんど出なくなってしまったとか……。

アクアマリンと言えば、淡い水色のイメージが強いですが、
さすが自然のやることはでかい。深い青の石もあるのですね。

さて、実はさらに続きがあります。
ブラジルに仕入れに行っておられる石屋さんとの話で
サンタマリア・アクアマリンの話が出たんですが、
石屋さん曰く
「地元の人はサンタマリアとは言わないよ。
その石(深い青のアクアマリン)が出た鉱山は、
地元では「アルマジロ鉱山」と呼んでるよ」

もちろん、アルマジロ鉱山ではなくて、ポルトガル語でアルマジロですけども。

ブラジルでは、星の数ほども鉱山……というか採掘地があって、
有名なものもあれば、地元の人が自分たちの中だけで
「あそこの鉱山」と区別するためだけにつけられた名前も多いのです。

私たちは「鉱山まで知りたい!」と言いますが、
小さな鉱山の名前まで明らかにしようとするのは
なかなかどうして大変なのだそうです。
中にはちょっと文字で書けないような名前もあったりするとか……。





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Last updated  2008/03/06 06:34:54 PM
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