カテゴリ:国産
石です。 掌の上に乗ります。 でも、人間の背丈くらいに大きく拡大して公園等に置いて、 「現代美術の作品です」と言っても、誰も疑問に思わないのではないでしょうか。 念のため申し上げますが、自然の形です。 人工的に作った形ではありません。 でもってこれはオパールです。 ……少なくともオパールの一種。 メニライトといいます。和名は珪乳石。 綴りはMenilite。 ジュディ・ホール氏の「クリスタル&癒しの石」に メナライトとして掲載されているのと同じ石です。 実は、この本を見たとき、メニライトの誤植? と思ったのですが、 最近出た「クリスタル百科事典」でもメラナイト。 しかも綴りが「Menalite」。これならメラナイトと呼んでも仕方がないですが…… 検索してみると、Menaliteでもヒットしますが、 ヒット数だけなら「Menilite」の方が断然多いです。 なので、やっぱりメニライト(Menilite)ということで。 不純物が多いオパールであるとか、 プランクトンの一種である珪藻の殻が溶けてコロイドとなり 脱水してオパール質の珪乳石となったとか、 珪藻土の珪酸成分が分離し沈殿したのだとか説明されています。 生き物めいた形をしているので、 別名を「こぶり石」「仏石」「菩薩石」とも言うそうです。 手触りは、オパールと言うより石膏(鉱物のじゃなくて「石膏像」の)っぽい。 石だと思って持つと、予想よりは軽いので、 その点はなるほどオパールかもと思えます。 でも……オパールどころか、石にすらみえませんねえ……この形。 誰も見ていない間にぐにょ~ん、でろ~んと動いていそうです。 動いていそうというよりも、いっそ動いて欲しい。 動いても驚きません。 そんな感じの、変な石。 気持ち悪い? ……私はどちらかというと好きですね。 この形。このライン。この質感。 よくぞ自然でできあがったものだと感心します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/03/27 10:02:24 PM
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