カテゴリ:ブラジル産
溶けてる水晶マイブーム続行中です。 別館サイトに、溶け水晶コーナーを作ろうと思って準備しているのですが、 どうまとめたものかと考え中。 友人の石好きさんに「ブーム、長いね~」と言われて、振り返ってみると、 2006年の12月に溶けてる水晶●を取り上げて「マイブーム?」といってましたから、 すでに1年以上。コーナーができるくらい数が溜まっています。 さて、今回の石は、溶けてるコーナーに入ること請け合いの触像水晶。 ブラジル産のスモーキー・シトリンです。 錐面、柱面すべてが溶けています。 錐面には、トライゴーニックも確認できますが、それよりも表面全体に刻まれた、 不思議に生き物めいた触像が魅力。 アイスクリスタルは、がりがりと刻み目を付けたように溶けていきますが、 こちらは表面が溶け流れたような触像を刻んでいます。 石のようなと言えば、「不変」の代名詞のような石が溶け消える。 まるで、生まれて死んでいく生き物のような運命をたどる石だと見ていると、 なおいっそう生き物めいて見えてくるのです。 結晶をはぐくんでいた熱水の成分がやがて変化し、石を溶かしていったのか。 表面に刻まれた流れるような模様は、 もしかして石を溶かす熱水が渦を巻いていた痕なのか。(違うと思いますが) いろいろ想像してみるのも楽しいです。 溶けた水晶は、万人向けの「きれいな石」ではありません。 削ってしまえば溶けていたのかもわからなくなります。 原石の状態で、じっくり見て、自分で見つけるその石だけの魅力。 隣に並んでいた同じ種類の石とも違う、その石だけの表情 そういうものを見つけることができるくらい、石をじっと見てみる。 それも石とのつきあい方だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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