カテゴリ:アフガニスタン・パキスタン
希産でもなく、グレードが高いわけでもなく。
でも、心をわしづかみにするのが「変な石」。 なぜ、どうして、と疑問を口にするより先に 「何考えてるんだ!」という、叫びが口をついてでるような。 では、皆さんご一緒に。 「何考えてるんだ、いったい!」 ……といいたいこの石は、ファーデン・クォーツです。 そうは見えなくても、ファーデンです。 ご存じファーデンはドイツ語で「糸」の意味。 その名の通り、結晶の中に糸のような白いラインが見えることが名前の由来です。 縦に伸びている、細い部分をよーくご覧ください。 根本の方がわかりやすいかもしれません。 なんだか白いラインが見えませんか。 肉眼ではもうちょっとはっきり見える、これがファーデン・ラインです。 以前に紹介した、これまたへんてこなファーデンクォーツの兄弟のような石です。 http://plaza.rakuten.co.jp/voidmark/diary/200706210000/ 実は買ったときも同じ時。 1年近くたっての登場です。 細い軸に、ぺん、ぺん、ぺん、と適当に板を打ち付けて作った看板のような。 町どころか人家も人影もなさそうな荒野の、消えかけた道の傍らに立っていそうな看板です。 こうなると、ファーデン・クォーツがどうやって結晶したのかという メカニズムよりも、何よりも、この石がどういう状態で結晶していたか、 それが知りたい。 がばっと掘られて晶洞が開けられたとき (水晶は地中の岩のすきまのような空洞の部分に結晶しています。その空間を晶洞といいます) この水晶はこの状態で、ひょろりと生えていたのだろうか。 結晶が部分的に色づいている(たぶん酸化鉄の影響)ところを見ると、 実際は固まった泥の中だった、というのがありそうですが、 それでもこんな変な水晶が母岩からひょろり、ちょろりと生えていたかと思うと…… 実際、よく似た石が二つあったのですから、 こんな石がもっとあったとしても驚きません…… 「水晶って、思っている以上にお茶目かも」と思えてきます。 パワーストーンでは、浄化や、パワーや、組み合わせが……と いろいろ気にするポイントがあるようですが、こういう石に限っては、 「変!」 と叫んで、そのユニークさを楽しむのが正解かも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アフガニスタン・パキスタン] カテゴリの最新記事
|
|