カテゴリ:アフガニスタン・パキスタン
パキスタン産、ファーデンクォーツです。 ファーデンと言えばパキスタン産がダントツで多く、 わざわざパキスタン産と言わなくてもいいんじゃない? と思っていた時期がありましたが、 その後、ブラジルやアメリカ、何とネパールヒマラヤ水晶にもファーデンがあるとわかったので、 「パキスタン産の」と書くことにします。 さて、ファーデン・クォーツは、ドイツ語で「糸」を意味するその名の通り、 「ファーデン・ライン」と呼ばれる白いラインが結晶内部に見えている水晶です。 多くは平べったい薄板状で、そのために一度割れて、 割れたところが再結晶したのだ……と言われていました。 今ではそういう説明をしているところも少なくなりました。 ではどうやって……というのがまだ謎であるようですが。 さて、今回登場しました水晶も、ファーデンです。 写真では、真ん中よりも矢や右よりに細くて白いラインが見えています。 左下に移っているのが、この水晶の断面です。 根本の破断面を写してみました。 一見菱形にも見える、厚みのある水晶であることが分かります。 そう……このファーデンは、「薄板状ではない」というところが変。 この石に、もっと早くに出会ってたら、ファーデンの「割れて再結晶した説」に 「あり得ない~!」と叫んでいたかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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