カテゴリ:マダガスカル産
マダガスカル産水晶です。 長さ3センチほど、太さは5ミリくらい。 細くて、小さくて、油断すると無くしそうな小さな石です。 でも、こんなに透明で、中にはくっきりレッドファントム。 ファントムの形がややいびつで、レッドと言うよりちょっとオレンジなので、 個人的には「にんじん・ファントム」と呼びたいです。 ファントムがこういう形だということは、 この石は途中まで、芯まで真っ赤なレッドファントムとして、 ややよろけながらも細長く成長し、途中から気分が(環境が)変わって 透明水晶として成長したということ。 この石がその後も地下深く、結晶が持続できる環境下にあったとしたら、 どんな水晶に育っていったのでしょうか。 マダガスカル産では、同じように小さくて細いながら 内部に緑やオレンジ、白など色とりどりのファントムが入ったものがあり、 たくさん集めるとシリーズみたいでおもしろいです。 そう言えば、以前ロシア・ダルネゴルスク産の水晶で、 表面は緑泥で抹茶をまぶしたようなしぶ~い緑色なのに、 内部は赤、例えて言えばケチャップのような濃い赤という 「え?」と驚く様な色の取り合わせの石がありました。 (半分に切って断面が磨いてあったので中が見えたのです) 磨きだけどいいかも!……と一度は買う気になったのですが、 よく見ると割れた後を接着した痕跡が……。 接着剤がわずかながらはみ出している、ちょっと下手なくっつけ具合で、 お店の人に「接着ですか」と聞いても、ごにょごにょとごまかし加減。 (ええ……まあ……と接着とも接着でないとも言わない) 接着であることとその対応が気になって、買わずじまいだったのですが、 以後、そんなどっきり石に巡り会えません。 ちょっと惜しかったかも……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/21 11:44:18 PM
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