カテゴリ:中国・(チベット)・韓国・モンゴル産
まだ出てくるか戦利品。
……「不調~」と嘆いていたために、あっちこっちでちまちま買ってしまって 終わってみれば「ちりつも」ショーでした……。 友人は、いつになく実りが大きかったショーのようで。 ショーの戦果は人それぞれなのです。 さて。 画像に名前を入れてしまったので、クイズにはなりませんが、 名前を伏せて色だけ見せたら、案外迷う人は多いのではないでしょうか。 ターコイズです。 繰り返します。 ターコイズです。これ。 ターコイズという石は、思い出した頃に「いいぞ、ターコイズ!」と 「波」を繰り返す石で、 原石好きにしては「磨いてあっても、アクセサリーでも」と、 例外範囲が大きい石でもあります。 私のターコイズの好みは、緑よりは青、空色系。 あまり細かすぎないスパイダー・ウェブ(マトリクスが作る蜘蛛の巣模様)が入っているもの。 なのに、今回の石は。 色は緑。 緑がかった水色ではなくて、くっきり緑。 緑がかったターコイズ……というより、なんだか別の石のような。 ターコイズは、鉄分が多くなると緑がかるようで、 産地によって色はさまざまあれど、中国産(チベタン・ターコイズ)には 緑がかったものが多いと聞いたことがあります。 今回の石もチベタン・ターコイズということで買ったのですが……。 ターコイズで緑と聞いて、思い浮かべる黄色みを帯びた緑ではなくて、 どちらかというと青みを帯びているような濃い緑が目を惹きました。 もう一つ、青~水色のグラデーションがやさしい、 きれいなターコイズにも惹かれたのですが、 この強烈な「緑」が強烈アピール。負けました。 ショーの会期中、石屋さんやショーでしかお会いできない石好きさんと 食事をする機会があります。 それもショーの楽しみの一つ。 石好き、石関係人が顔をそろえるとなれば、石談義。 早速戦利品を取り出し、あれやこれやと話に花が咲きます。 料理がやってくるころには、先に机の上に石が並んでいた……なんてことも。 で、「こんなターコイズ買っちゃった~」と取り出しましたらば、 「え?」 「これ、ターコイズ?」 「ほんとに……?」 えーと、ターコイズらしからぬ強烈な色に惹かれて買ったので、 『え~っ、(ターコイズにしては)変な色!』と言われることは想定していましたが、 返ってきた反応は、予想以上に半信半疑。 ルースを扱っておられる石屋さんまで「ターコイズ?」 ……ふ、不安になるじゃありませんか。 「練りとか」 「染めてたり?」 うーん、実はこの石、もともと別の形に加工されててものをスライスしたもののようで、 薄いプレート状なのですが、裏にビーズの穴であったとおぼしき溝が刻まれています。 チベタン・ターコイズではビーズだったものを半分に割って ペンダントヘッドに加工し直していることもあり、 そう言う場合には、裏側に穴の痕があります。 つまり、この石は一度ビーズであったことがあるということで、 練りターコイズをわざわざ割って売るとは思えないし、 マトリクスの部分と緑の部分の質感が違うので、 練りの可能性は低いと思うのですが……。 ターコイズは加工が多く、加工を見分けにくい石だということを承知の上で買ってますが、 予想外の反応でちょっとどきどきです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/22 11:15:00 PM
コメント(0) | コメントを書く
[中国・(チベット)・韓国・モンゴル産] カテゴリの最新記事
|
|