カテゴリ:ブラジル産
ブラジル産クリア水晶です。 小さい水晶がざっくり刺さった感じになっています。 もちろん「ささった」のではなくて、小さい方の結晶が先にあったところに 大きい方の結晶が後から結晶し、小さい結晶を飲み込んでしまったのです。 むちゃくちゃ珍しいというわけではありませんが、 飲み込まれた結晶が錐面の形状までくっきりはっきり見えるものは、 以外に少ないかもしれません。 このように小さな水晶が大きな水晶に「刺さった」ように見えるのものを クリスタル用語でペネトレイターとかブリッジと呼ぶことがあります。 同じ状態に二つの名前があるのはややこしいので、 個人的に区別してみました。 まず、ペネトレイター。 これは「penetrate」、貫通するという単語がもとになっています。 ならば、「刺さる」というよりも のように両側に突き出て貫通しているものに対して使うべきでしょう。 このような水晶は実在します。 たぶんごくまれにしかないと思いますが、まれだからこそ、 名前を付けて区別されているのだということで。 ブリッジ、これは「橋」です。 橋ならば よのうに二つの結晶を橋渡しするように結晶したものを 現した方がすっきりくるのですが、 なぜか、「刺さった」タイプもブリッジと呼ばれます。 これはどうやら水晶の内部と外部を「橋渡し」するというイメージであるようです。 残念ながら、写真の石は、外部に出ていた部分が折れてしまっているのですが、 完全ならば、文句なく「ブリッジ」であったはず。 ちょっと惜しかった……。 小さい水晶を内包した水晶本体の透明度が抜群で、 写真はとてもきれいに写りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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