カテゴリ:ブラジル産
明日まで開催の池袋 鉱物・化石市場in東武、初日の戦利品。
こぢんまりしている。これぞと意気込む石がない。ターゲットがやや不明……などと さんざんこき下ろしてますが、隅々まで探す意気込みと暇さえあれば 出会う石はあるもので。 パライバ産トルマリンです。 パライバ州産なので、パライバ・トルマリンといってもいいかもしれませんが、 パライバ・トルマリンといえば、銅によって鮮やかな青緑に発色した、 美しいトルマリンとして知られています。 その色合いはまさにネオン・カラー。 カットされた上質の石は、輝くというより、 蛍光してるんじゃないかと思うほどの色合いです。 写真の石もパライバ産で、銅を含んで青く発色してはいますが、 カット石で見かけるものとは、ほど遠い色合い。 なので、一応パライバ産トルマリンと呼びましょう。 さて、今回の写真を見ていただくにあたっては、 ちょっとイメージで補っていただく必要があるかもしれません。 まず、切る前の一本の巻きずしを思い浮かべてください。 具を芯にすし飯が周りを巻き、一番外側に海苔。 この巻きずしを、通常の輪切りではなく縦割りにし、 その半分から具を掻き出したもの。 残ったすし飯と海苔……の状態が、写真の石です。 すでに書いたように、パライバ・トルマリンといえば 輝くネオン・ブルー(ブルー・グリーン)をイメージしますが、 そういう色は石のごく一部。ある部分は銅で赤く(紫っぽく)なっていたり、 もっと緑っぽかったりします。 写真の石も、中心部分が赤(紫)っぽくて、その周りがブルー・グリーン そして私は、今回始めてみたのですが、一番外側が緑。 どんな理由かわかりませんが、赤(紫)の部分がはずれてしまったようです。 宝石質とはいえませんが、パライバのトルマリンの様子を見ることができる、 おもしろい石です。 3センチくらいで500円。 なかなか手頃なお値段じゃないでしょうか。 イベントの初日レポートで「変で安けりゃ言うことなし!?」と叫んでいたのは、 この石でございます。はい。 inn お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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