カテゴリ:ブラジル産
ひたひたと増えております、ジオード族。 石写真には難敵ですが……。 今回のジオードは周囲が茶色のアゲートで、かなりでこぼこした形。 内部には水晶の小さな結晶が生えています。 以前に登場したジオードよりもずっと奥行きがあるので、内部までは写りません。 ところで、アゲートとはご存じ微細な石英の結晶が沈殿してできたと言われています。 対して水晶は目に見える石英が目に見える大きさに結晶したもの。 水晶に比べるとアゲートが結晶する温度は低く、 そのために水晶のように大きく結晶することができなかったのだ……と理解していたんですが、 このようにアゲートの内部に水晶の結晶があるのはどうしてでしょう。 中にはアゲートの中間に水晶が挟まれている場合もあります。 そのときだけ温度が上昇したから? 水晶とアゲートを分ける温度は何度くらい? こんな素朴な疑問も、調べてみると意外にわかりません。 たぶん、温度や圧力、珪酸分の濃度などが複雑に影響しあっているのでしょう。 ジオードと言えば、内部に空間を持つ形状が魅力。 ところが、この石は違います。 実は、最大の魅力は外側。 それは……こんな感じ。 上の写真の状態からぱたんと手前に倒すとこんな感じ。 ぐにゃぐにゃして、まるで石の花! こればかりは残り半分の片割れも欲しくて探したんですが、 残念ながら見つかりませんでした。(セット販売ではなかったのです) アゲートのジードは、岩の隙間に微細な石英の結晶が沈殿したという説明の通り、 岩そのままの場合もありますし、比較的なめらかな場合もあります。 そして、このようにぶにゃぶにゃしているものもあります。 このぐにゃぐにゃしたタイプは、どう考えても「岩の隙間に沈殿した」とは思えません。 こんなに立体的で、しかも内部に空洞が。 いったいどうやってできたのか。ここにも不思議が隠れています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/26 11:10:00 PM
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