カテゴリ:ブラジル産
石をどこで買うか……といえば、最近一番多いのはミネラルショーなどの石イベント。
おなじみの石屋さんの即売会。 そして、石屋さん(店舗)……なんですが。 石屋さんといえば、パワーストーンショップ(ヒーリング系ショップ含む)と鉱物ショップがあります。 個人的には鉱物ショップがおすすめ。 なんてったって原石が多いし、加工(加熱や放射線)は《比較的》少ないし(ないとは言えません)、 産地がはっきりしているものが多いからです。 ただし、私個人としては、パワーストーンショップでも買います。 石に興味を持ち始めた頃は、安全を期して鉱物ショップに言っていましたが、 「いい」と思う石を「安く」買おうとすると、安全ショップばかりでは少々物足りない。 パワーストーンショップでも、意外におもしろい石が売っていたりするので、 加工などの危険性や産地の不明は、これまでの経験と知識(思いこみや山カン混じり)で補います。 そのノリで、一番楽しいのは「天然石屋さん」。 ヒーリング系のショップも、鉱物ショップも、 数ある原石の中から店側がセレクトして仕入れていることが多いです。 ただいまはやりのブレス中心のパワストショップは、ちょっと素通り。 目指すは、原石を売っているけれど鉱物ショップではない、 パワーストーン的表示をしているけれど、ブレスだけではない、ビミョーなショップ。 当然ラベルなし、玉石混淆、それが楽しい。 先日もそんな石屋さんに突撃しました。 「うわ~。見事に《ドラム缶石》~」 ……とひそひそ言いながら、それでも隅から隅までチェック。 《ドラム缶石》というのは、ドラム缶や木箱にそのままごつごつ詰められて持ってきた石です。 鉱物標本や美しさを売りにする石は、もちろんきちんと梱包されて持ってきますが、 後で磨く予定だったり、「マイナスイオンのトルマリン」みたいに、 かけらでも何でもかまわないような場合は、そのままドラム缶詰輸送だったりします。 当然、欠けるわ、こすれるわで石は大変悲しい状態になります。 そういう石をなぜかそのまま売っている場合もあって、 そんな中で比較的ダメージが少ない、そしておもしろい石があるので、一応チェック。 こちらのレッド・ファントムやアメジスト・エレスチャル、 水玉内包物入り水晶、渋いけどルチル……は、 そういう石の中から探しました。 このとき、目をとめたのは「赤水晶」とだけ書かれた水晶の籠。 例によってあっちが欠け、こっちが欠け、石の表面はこすれた水晶が一山入っていました。 水晶には赤……というより、白っぽいオレンジ色の付着物がついていて、 それが「赤水晶」の名前の由来かと思われました。 表面付着(コーティング)系で、ダメージのある結晶はちょっとつらいものがあります。 でも一応チェック。付着系にまじって内包系のものがまじっていることがあり、 内包系(ファントムやガーデンなど)であれば、中の表情がおもしろくて 表面のダメージが気にならない場合もあるからです。 箱の中をがさがさ探索……そして見つけました内包系。 表面に突いているのではなくて白っぽいオレンジ色のものが中に入って色づいています。 同じ水晶を方向違いで写しています。 左側は光に透かしているので、まだらにない補されているのがおわかりいただけるかと思います。 繊維状のものは見えませんが、この内包具合は、角閃石っぽいなあ……。 残念ながら欠けがある部分からは内部が見えて、内部も同じような色をしているのがわかります。 欠けはあるけれど、この色合いは見かけないぞ……ということでチョイス。 見かけない→珍しい、で選ぶことができるのは、この手の石屋さんでは たいていグラム10円とか20円で売っているからです。 赤っぽいと言えば赤っぽいけれど、赤水晶というにはちょっと……。 この色合いは……「オーロラソース」。 ケチャップとマヨネーズを混ぜて作る、アレです。あの色! (本当のオーロラソースはベシャメルソースに裏ごししたトマトとバターを加えて作るそうです) だからといってオーロラ・クォーツというとアクアオーラと間違えられるので、 やっぱりここは「オーロラソース・クォーツ」……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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