カテゴリ:ブラジル産
またまた異形のブラジル産水晶です。 触像……ということで見せていただいたんですが、KURO的判断では、たぶん成長丘……レコードキーパーの一種ではないか、と思っています。 写真に写る錐面だけでなく、全体の印象もかなり荒々しい、傷だらけというわけでもないのにあちこちに古傷を刻んだ印象を与える石で、そこらへんが触像と思わせたのでしょうか。 ……と思っていたら、うっすら逆三角形も見て取れたので、くっきりとした成長丘を持つ水晶が、さらに軽く触像を受けているのかもしれませんが、この石の持つ表情の大部分は触像によるものではないと見ました。 ご覧の通り、一番大きいメイン・フェイスに浮かぶ、蛇行し、うねるような蛇のような龍のような文様が目をひきます。 これは、凸状三角形の成長丘(レコードキーパー)が連打されているもの。 指でさわればはっきりと凹凸がわかる、荒々しい表情です。 そのほかの面にも成長丘が連打され、まるで鱗のように見えている部分もあります。 このようなテクスチャをまとう水晶は、普段見かけるシャープで美しい「鉱物」や「クリスタル」ではなく、見ていない間に形を変え、もしかしたら自分の意志でどこかに身を隠してしまいそうな、人慣れない野生の生き物めいた雰囲気があります。 私は、パワーストーンというのは、石を持った人が自分自身が選んだ石をパワーストーンとして見る、扱う、接することによって、「パワーストーンになる」のだと思っています。 「パワーストーンにする」というのは、石に何らかの力があると言う前提で願いを込めたり石からの波動を感じるなどの相互作用を持ち、石の力の効果を期待・注目する側面で石に接することだと解釈しているので、私の石はパワーストーンというのとはちょっと違う(力はある/あって欲しいけど、効果は別に気にしない)と思うんですが、仮にパワーストーンとして扱ったとしても、素直にその枠に収まってくれそうもない、自らの石……というか、独立した存在感を持つ、個性的な石なのです。 変な石好きの私は、この強烈な個性にノックアウト。 カメラを向けながら、思わず「貫禄ありますなあ……」とつぶやいてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/11/12 09:54:51 AM
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