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カテゴリ:その他
目が覚めると夜中の3時くらいでした。
あぁ、今年のおわらは見られなかったなと一瞬、思いましたが、いや待てよ、毎年ニュースで始発列車に向かって踊りを踊っている光景をやっていることからすると、駅に向かって演奏、踊りながら来る一団があるのではないか・・・ 車を出して、行ってみることにしました。 空は満天の星。 現地に着くと、しかしまだ交通規制で車を中に入れられません。遠くのスポーツアリーナというところに車をとめて歩いていくことにしました。 途中、テントや通路に寝ている人、うず高く積まれたゴミ袋なんかを横目に見ながら、規制の入り口付近まで来るとかすかに「越中おわら節」が聞こえてきたような・・・ 音をたよりに近づいていくと ゆったりゆったりと歩きながら、胡弓と三味線、唄の三人がおわら節をやりながら揺れています。 そしてそのずっと後ろには、踊りと胡弓と三味線の大きな一団が・・・ 見ている観光客はほんの数人。 みな通の人なのかカメラのフラッシュを浴びせるような無粋なこともありません。 ゆっくりゆったりと私も一緒に歩いてみました。 途中、一軒の家の前で女の人が玄関に向かって三味線を弾いている。どんな関係なのでしょう。見ていると二階の窓に人のシルエットが映って動いている。でも、姿は現さない。 わずか百数十メートルほどの距離を40分くらいもかけて流していく。通りまできて最後にありがとうございましたとお互いにいって、演奏と踊りの集団は分かれていきました。いつのまにか空も明るくなっていました。 三味線の女の人の中には飛び上がっている元気な人も・・・ 若い踊りの集団は駅を目指しているよう・・・集団の中から途中の家の中へ消えて行く人もあり少しづつ集団は小さくなりながら駅へと向かって行きました。 駅では、始発列車のお見送りの踊りを一目見ようという観光客たちが大勢いて、私もミーハーにその中に加わって、先ほどの一団が最後のお勤めをする姿を見届けて帰ってきました。 タイミングは大切で、もしも近くに車をとめていたら、この光景にもで遭えなかったのではないかと・・・ これが最後の締めくくりでした。 ほんと素晴らしい土日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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