私が大学生の時代、世の中はバブルの真っ最中でした。景気は最高で大人は不動産や株で大もうけしている時代で大学生だった私は普通にアルバイトをすれば10万円以上簡単に稼げて就職すれば将来は安泰であると感じられました。そのころ不動産で財産を築いたと言う本も多く出版され私は不動産投資に興味を持ちました。また私は一生サラリーマンであるということには魅力を感じておりませんでしたので漠然と開業するものだと思っておりました。平成元年に会社に就職すると、我々新入社員の年収にくらべ40歳代50歳代の先輩社員たちは多くの給与をもらい、株や不動産でもうける人達も多くおりました。私は給与も少なく資金もないのでそのどちらもできません。しかも当時は飲み会や付き合いなどで出費も多く貯金を作ることはなかなかできませんでした。しかし平成5年を過ぎてくると空気は変わってきました。当時の大蔵省が金利を上げ課税を強化した結果、いきなり株や不動産が値下がりを始めたのです。そしてその後2年程度で当時浮かれていた一般の投資家たちから財産を奪うバブルの崩壊が起こったのです。私のその頃初めて株を買ってみましたが、買った直後から値下がりをはじめすぐに半額になってしまいました。ただ自分のもち金が減っただけで、当時はかなりくやしかったのですが、今振り返ってみると大きな痛手を受けたわけではありません。むしろ株というものがそういうものだとわかっただけでも勉強になったと思います。そしてバブルの崩壊に伴い会社の倒産、独立開業へとすすんでいきました。実は不動産に関する興味はその間もずっともっていたのですが、どうすればよいか、まだ考えもつかず、リスクに関しても決断がついていなかったので、実際に不動産投資に踏み切るには開業後数年かかることになりました。
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最終更新日
2017.02.21 22:59:09
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