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カテゴリ:社会保険業務
今回、第15回の紛争解決手続代理業務試験(特定社労士試験)の合格発表がありました。実は第13回から受験してますが、第13回はかなりの寝不足のせいか、倫理から記載しはじめたのですが、記載欄を間違えてしまい(なぜかこの年は倫理が3問あったため)、何百字もの修正が必要で時間がたりませんでした。結果は倫理の足切りでアウトです。
14回目は、やはり倫理が14点しかとれず、全体でも2点不足してしまいました。敗因は私が字が汚いだけでなく字を書くスピードが遅いことが大きいと思います。すべて書き上げるのに大体残り時間を気にする状態になりますので、見直し時間がほぼありません。ですので答案の検証はほぼしておりません。 今回は前回と同じような学習法で記載事案もほぼ同様ですが、どうにか合格となりました。今回は合格基準点を10点以上超えていたのですが、前回と何が違うのかよくわかりません。とりあえず特定社会保険労務士の試験が終了してほっとしています。 答えが決まっていない試験はやはり難しいです。社労士試験より簡単だと仰る方は多くいますが、社労士試験は選択問題が基本でしかも答えが決まってます。対して特定社労士試験は答えが決まっているわけではなく、法的知識の裏付けに基づく自分なりの回答を行う必要があります。またこの試験は社会保険労務士試験に合格している人しか受験できません。その中で54%しか合格しないのですから、そんなに簡単だとは言い切れなのではないのでしょうか。 私のように老眼で字が汚く字を書くスピードが遅いと大変です。選択問題ならいくら難易度が高くても合格すのは難しくはないと思いますがこういう試験は苦手ですね。パソコンで回答できれば楽なのにと思いました。 第1回特定行政書士試験は正解不正解が分かり問題がなかったのですが、自分でも怪しい箇所が3か所くらいだと問題を解きながらわかりましたし、時間的余裕もありましたので、多分合格すると思いましたが、特定社労士試験は結果が出るまで分かりませんし、結果が出るのが遅いので結果が出る頃には回答内容も忘れてしまいます。 この試験の難しさは参考書がほとんどなく河野順一さんが出版されている問題集くらいしかないことです。第13回までは佐々木昌司さんのお気楽社労士の特定社労士受験ノートが出版されていたのですが第14回からはなくなってしまいました。ただし記載方法の参考書としては第13回のものでも参考にはなりました。というよりこの試験の問題及び回答方法はずっと変わっていないので、最近の法令さえ適応できれば昔の参考書も役にたちます。それと知識の補完に重要判例さえ頭に入っていれば、あとは記述のセンスだと思います。私のようにかなりの悪筆でも読んでいただき採点してもらえたのですから、採点する方はかなり良く答案を検討しているのではないでしょうか。ですから基本的な知識は重要だと思います。 ちなみに今回は受験者数905人で合格者数が490人でした。合格基準点は55点です。(倫理足切り10点/30点です)ここ3年は500人前後しか合格しておりません。多分、今までの合格者数は累計16000人を超えて(廃業等で保有実数はもっと少ないでしょうが。)社労士会目標の1万人を既に超えていますので、今後も難易度は少しづつあがるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.19 12:02:15
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