Kimono Ponchoのブログ

こんにちは

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さて本日も、去年の年末に作った新作のご紹介をさせて頂きたいと思います

叔母からもらった共八掛付きの薄めのグレーと灰紫の正絹色無地反を使用した、着物とポンチョのアンサンブルです

前回は、ポンチョの継ぎはぎが完成したところまでご紹介しました

・・・で、今回は防寒用のポンチョですので、裏を付けます

ポンチョはひらひらとめくれるので、できるだけ表地を使いたいのですが、さすがに裏全面に表地を使うと着物の要尺が足りなくなるので、大部分は家にあった正絹襦袢地を使いました

・・・で、いつもは蝶々のように袖と裾を曲線でつなぐのですが、今回は、メンズにも対応できそうなシャープな直線で、あえて角を出してみました


・・・で、いつもなら前身頃に普通に着物のような衿を付けて飾り紐で結ぶカタチにするのですが、いつもと一緒じゃつまらないので、せっかくたくさん生地もあることだし、今回は竪衿（着物の「衽」とは違い、裏面までぐるっと表地を回して付ける、棒衿のような形のもので、コート類は通常、衽ではなくて竪衿を付けます）を付けてみました

・・・で、次は、衿です「さて、どんな衿を付けようか」

竪衿に付ける衿としては、最も一般的なのは、道行衿。でも、ちょっとありきたりで古い感じがします

他には、都衿、千代田衿、へちま衿・・・う～ん、どれもイマイチ・・・

着物衿を付けちゃったら、結局いつもと一緒だし・・・

最近ではめったに見かけない、大人用の被布衿も考えましたが、房は値段が高い上に、ちょっとこのポンチョの雰囲気には合わない気がします・・・


「なんか斬新なカタチの衿を作れへんかな～」

・・・で、その時、ふと、「マフラーと衿を合体させたみたいな衿にしたらかっこいいんとちゃうかな」とひらめきました

もともと、着物のほうは、今回、前から一度作ってみたかった「対丈」（おはしょりしない）着物にするつもりだったので、要尺もなんとか足りそうです

ということで、ぐるぐるっと２回首に巻けるほど長い衿を一巾使って贅沢に付けてみました


この長いマフラー衿を無造作に後ろへ回してみると・・・


「うん面白い」


・・・ということで、長くなりますので、続きはまた次回に

よろしければ、お付き合い下さいませ～

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